自主制作CM
先に投稿した「プロとアマチュアの差」の考察について、決定的なことを書き忘れていた。
それは、『アイデアの発想力』である。
湧いてくるアイデアの量と質。
そもそもアイデアはどこから湧いてくるのか?
天から降ってるくる!という表現も間違いではない。
その実は不意に自分の内側から湧いてくるものを天からの授かり物のように言い表しただけだ。
自分の内側には何があるのか?
アイデアの源泉?
過去の経験、記憶の断片、蓄積した知識、培養した教養…
じゃ人生経験を積んだ年寄りがアイデア豊富なのかということになるがそうでもない。
若い脳の方がいいに決まってる。
情報処理が早いからだ。
じゃプロとアマチュアの発想力の違いとは何か、という問い。
アイデアの源は『パクリ』です。
過去の誰かのアイデアを真似するところから始まります。
プロはパクったものをそのまま使いません。
砕いて、消化して、解釈して、自分のものとします。
YouTubeを見ているとテレビ番組バラエティそのまんまじゃん、ってのがよくあります。
アレはアイデアの盗用です。まんまパクリ。
マネタイズできればいいのかな。
プロは、捻り出したアイデアをクライアントが求めるものに適切に修正できます。
例えばクライアントが売り出したい商品があって、売り込みたいターゲット層があって
さてどう見せたら、その商品をうまくお客さんに届けられるのか。
その表現方法はある意味クリエイターの数だけ存在していて、正解はない。
アイデアは無限。表現方法も無限。
ようやく捻り出したアイデアをどうやってクライアントのオーダーに合わせることができるのか、
月を目指して、真夜中の海を泳ぐように、悶え苦しむのがプロのクリエイターなのです。



