自主制作CM
プロとアマの差はどこにあるのか?
僕は趣味で料理をする。
家庭を預かる人は毎日する。
ネットに溢れるレシピを見れば、プロのような料理もできる。
プロの料理人と素人料理人の差はどこにあるか。
”味つけ”はセンスがあれば素人でも可。
しかしそれをコンスタントに再現できるのがプロ。
素材の良し悪しを見分ける目利き、素材をより良い状態で扱うことができるのがプロ。
という料理における僕の定義。
僕が長年携わってきた”映像”もいつのまにか”動画”と呼ばれ、戸惑うことがある。
本来”動画”とは動く絵つまりアニメーションのことであったはず。。。
”映像”は像を映す、カメラで映し取ったものだ。
それがいつのまにか全部、動画となった。
僕の中では、映像はプロ、動画はYouTuberなどのアマチュアという区分け。
技術の進化で、性能の良いプロ機材が一般にも手が届くようになり、プロ並みの画質で「綺麗な映像」が
誰でも撮れるようになったのは素晴らしいこと。
さて同じような映像を手に入れられる状況でプロとアマの差はどこに現れるのか。
それは完成品。
美しい映像、インパクトのある映像だけでは作品は成立しない。
起承転結など物語のセオリーに則った構成力と編集力。
ナレーションやセリフなどを書く文章力。
雰囲気を演出する選曲力。
目に見えない部分でプロとアマの差は明確に現れる。
つまり料理も映像も”映える”だけでは感動は得られないということ。
料理なら味わってみて、映像なら最後まで見てみて、その良さがわかるもの。
一目だけでは本当の感動は味わえない。
”映える”=マネタイズ。
もはや文化は育たない。



