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三ヶ田浩二プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

「創り手」と「担い手」

テーマ:キャリア教育

先日、ある高校生向けのセミナーで企業が抱える課題について話をさせていただきました。工業・商業系の高校生の有志が、特許情報プラットフォームの活用方法を学ぶセミナーです。取り組んでいる姿を後方の席から見ていると、数年したらこの皆さんが社会に出てきて、我々と一緒に仕事をしている場面を想像しながら、これからの社会・地域・会社の担い手として活躍してほしいという思いが湧いてきました。
 セミナーが終わり、関係者の方々とコロナ対策を取りながら軽く食事をしたときに、先程の思いをセミナー講師の先生にお話しした時に、思わぬ言葉を返されました。
「生徒たちは、担い手ではなく、創り手になって欲しいですね」
この言葉を耳にしたとき、私は「担い手」と「創り手」の大きな違いに気付かされてしまいました。
講師の先生はこう続けます・・・
「今の社会・地域・会社の現状を作ったのは我々です。我々が作ったものを生徒に背負わすのはダメだ。
この現状に向き合う担い手こそ我々であり、生徒や若者は、そこから新しいものを創り出す創り手でなければと考えています」と・・・。
これ以降、私は「創り手」と「担い手」の使い方を意識するようになりました。
担い手である我々は、創り手である生徒・若者に何を残せていけるでしょうか。
人との出会いや会話は、本当に多くのことに気付かされ学べるものだと再認識できた8月の出来事でした。

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三ヶ田浩二
専門家

三ヶ田浩二(キャリア教育コーディネーター)

カンコーマナボネクト株式会社

地域の課題を反映しながら、学校が掲げる育成したい生徒像に合わせ、学校ごとにカスタマイズしたキャリアプログラムを作成。地元の企業と連携し、既存事業のキャリアプログラム化も支援している。

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