未来を見つめる視線
人は、必ずしも、家族がいる訳ではない。
残念ながら、最近は、お一人様で亡くなるケースが増えてきています。
先日、私の長い付き合いのお客様A子さんもそうであった。
会社に勤めていた時からの付き合いで、約30年の付き合いであった。
何故か、妙に気になり、彼女の携帯電話に入電するも、返事は無い。
旅行か?、入院か?
今年の1月には、連絡ついていたのに。。。
はじめて、ご自宅を訪ねてみたら、人気が無い。
お隣さんに尋ねたところ、先月、家の中で亡くなっていた。
警察の方々が来られて、ブルーシートに包まれた遺体を運び出していかれた。
身内が、いない方だったので、全ての契約手続きも、放置されているとのこと。
親族とも、疎遠であった。
彼女の保険契約も、死亡申請はしたが、法定相続人が名乗りを上げてくるまで、待つしかないのである。
様々な、契約ごとも同様だと思われる。
個人情報管理が横行している中で、相続人がどこまで個人の生活を知ることができるであろうか?
なんだか、空しい。
人の一生なんて、いろんなとらわれ毎に振り回されて、生きている。
しかし、最後は、一人で旅立つのである。
彼女は、趣味が着物であった。
良く自慢話を聞かされた。
彼女の箪笥の中には、1000万円以上の着物が詰まっていると言う。
「そろそろ、断捨離も始めないとね。佐藤さんにも着物あげるわ~。」と言われた記憶が残る。。。
晩年、倹約して生活していた様である。
死後事務委任契約も準備していたのかどうかは、不明である。
私に、相談してくれていれば、伝えることができたのに。。。
独身で、子供のいない人は、相続の権利が兄弟姉妹や甥姪にまで広がります。
身内に、絶対に財産を譲りたくないケースもあります。
人間いつ死ぬか分かりません。早く、遺言書の準備を行っておくことが大切ですね。
私は、裁判を経験して人間関係上、「あいまいにしておくことの危険性」を学びました。
契約社会を生きる、現代人は、「イエス」「ノー」を明確にしなければいけないと強く認識しました。
A子さんの冥福を祈ります。
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佐藤 美和子
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