家は周囲への影響と住む人の品格を表すもの
大方の人は木造の家は誰がつくっても一緒だと思っているのではないでしょうか。
確かに工場で生産するプレカット方式なら一緒です。
ですが建築用材としての木材は大量生産方式には無理があります。
木は自然の中に育つ植物であり生き物です。
当然のごとく1本たりとも同じものはありません。
同じ樹種であっても育つ場所によって、強度もクセも違います。
その選別は今のところ機械では出来ません。
大工職人の長年の経験と眼力に頼るしかありません。
更に木組みの構造となると、接合部や組手が複雑であり、ノコギリ・ノミ・カンナを自在に操る技能力が必要です。
日本の伝統的木構造は世界でも類のない最先端の技法です。
これは科学的実験によりデータも公開され証明されています。
ですが、この技能を身に付けるには最低でも10年の訓練を要するので今の若い職人は減少しています。
高度な性能・品質の家をつくるための絶対条件です。
この技術を後世に継承するためにも手刻みの家づくりに拘っています。
詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。