家は周囲への影響と住む人の品格を表すもの
家は住む人の生活全体に対する価値観を表現する最大の出費であり、「納得」と「信頼」から生まれます。
家の評価は、結果のモノの価値にプロセスの価値が大きな影響を及ぼします。
プロセスというのは、お客様が提供者と初めて接触し、あれこれ検討の結果、提供者を決め、契約をし、施工に入り完工、引渡しを経て、アフター・メンテナンスサービスに引き継がれ、長い付き合いが始まっていく経過です。
お客様は性能や品質については十分な知識、判断力を持っているわけではないし、施工についてはほとんど無知です。
全てに不安があるが、提供者を信じるしかありません。
そこで第一のプロセスは、出会いから納得に至る「知的なコトの第一の創造」に時間と知恵を駆使することが重要になります。
第二のプロセスは、取得時のモノの価値、使用して短期で得られる利便価値、長期使用で得られる不変価値に大別します。
年月と共に判ってくる家の価値です。
住んで1年を経過すると、機能・利便性・使用価値が判明します。
四季による環境変化(風・雪・雨・日照)、ランニングコスト、生活の習慣動作、等に対しての適応性です。
5年位経過すると、心身の健康、生活スタイル、家族・縁者の関係等、人への影響変化が表れます。
10年以降になると、耐久性や資産価値、住む人が感じる魅力や愛着がはっきりします。