妻の遺族年金が縮小方向の予定です。対策は?

石井順子

石井順子

まだすべてが決まったということではないですが…

先日年金に関して
ドキッとするようなお知らせが
入りました。
妻の遺族厚生年金が、どうやら
縮小されるようです。
まだ改正案なので
はっきりはしていませんけど。

遺族年金とは会社員が亡くなった時
家族が受け取るもの。
現行は子どもがいない場合
・妻が30歳未満は5年間のみ
・30歳以上の妻は一生涯
・夫は55歳以上、受給は60歳から

これを男女ともに
5年の有期にするとのこと。
男女の差を無くすという理由。
対象は60歳未満。
急激な改定ではなく
段階を踏むという経過措置があるよう。
公的年金受給が
65歳からになった時のような感じかな。

夫は今まで受け取れなかった54歳以上が
恩恵を受けます。
妻も今まで年収要件があったものが
外れるようです。

夫が死亡時子どもがいない
40歳から64歳の妻が受け取っていた
中高年寡婦加算も段階的に
廃止に向かうよう。

子どもが巣立ったあとの専業主婦や
パート主婦は心配です。
老齢基礎年金だけでは月7万、
暮らせません。
妻が60歳未満で夫が死亡した場合、
遺族厚生年金は
もらえないということかな。
すごく心配です。

日本ではまだまだ一般的に
夫が働き、妻は家事や育児をやる国。
夫と妻では夫のほうが稼ぎがあり
妻は扶養で年金保険料を払っていない人も
多い。
さあ、どう対策をとる?

夫の収入が多い場合、年金保険料も
多く払っています。
多く払っているからその分老齢年金も
期待できるわけではないですが
平均よりは多いはず。
でも夫が亡くなってしまったら
将来受け取れるはずの年金はわずかになる。
大変です。

・夫の年金を当てにしなくていいように
 妻もしっかり稼ぐ
・妻が60歳になるまで成人しない子供を
 産む計画を立てる
 (高齢出産はいろんなリスクがありますけど)
・家計をやりくりし、夫の収入から
 少しずつ妻に贈与する
・生命保険を準備する

どの対策も難しいです。
公的な権利はずっと守られているわけではなく
国の方針で突然変わり、抗えないことが
ほとんどです。
現在の日本の状況では改悪になるでしょう。
公的なものに頼り過ぎてはいけない時代が
来ているような気がします。

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