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石井順子

金融機関20年の経験からアドバイスするお金のプロ

石井順子(いしいじゅんこ) / ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャル・プランナー 石井順子

コラム

育児を選択すると仕事をあきらめるしかないと考えることが少子化の原因。

2023年3月19日

コラムカテゴリ:お金・保険

赤ちゃんが生まれてうれしいはずが仕事では女性が苦しむようです

新潟市の令和5年度当初予算案が
出ました。
子育てに関しては
子どもと子育てにやさしい新潟へ、
という項目で
妊娠・出産・子育ての施策に対し
前年度より3億円増で組まれていました。

具体的には
・妊産婦医療費助成の所得制限撤廃
・産後ケアへの助成を
 政令市トップレベルに拡充
・第3子以降の保険料等軽減制度を拡充
などでした。
赤ちゃんがたくさん
生まれてくれることを祈ります。

新潟県でも少子化対策は
考えられていると思いますが
全国でいろんなことが
取り組まれているようです。
限られた予算の中では難しいですが
なんとか優先順位をつけて
取り組んでいただきたいです。

最近子育て中の方たちから
ご相談いただいた際は
働き方について意見をお聞きしています。
・共働きか?
・出産後の復帰は?
・頼れる親族などはいらっしゃるのか?
お金だけではなく
生活についてもアドバイスを
させていただきます。

共働き、妻も正社員の場合
出産を機に数年間時間短縮勤務に
なる方が多いです。
出産後の育児休暇を経て
時間短縮勤務を選択すると
どうしても出産前より収入は落ちます。
可能であれば早い段階で正社員に戻り
育児と両立しながら働けたらいいですね。

なぜ正社員に戻らないのか?
育児と仕事の両立が妻にとっては
大きな負担だと思います。
夫がどのくらい
育児・家事に参加しているのか?
各家庭で違うとは思います。
手伝うのではなく、参加。
夫も子育て・家事の当事者です。
地域差はあると思います。
新潟のような田舎では夫が働き
妻は家事・育児という考えが根深く残り
結局共働きの場合も妻の負担が大きいのでは、
と思います。

保育園に預けながら
妻が正社員に復帰したいと思っても
残業を引き受けられなかったり
子どもの急病など
近くに親族がいなければ
責任ある部署で活躍することが
難しいと聞いています。

また看護師の方たち、医療従事者は
もっと厳しい環境のようです。
正社員=夜勤あり
大きな病院は当たり前。
ひどいところでは法律上違法であっても
人手不足を理由に妊婦に
夜勤をさせているようです。
母子ともに大変危険です。

子どもが小さいうちに
母親の夜勤は相当きついです。
お嫁に入ったりして親と同居していれば
何とか出来そうな範囲ですが、
そうでなければ相当難しいです。

この場合の夫の仕事は
変化がないことが多いです。
ジェンダーギャップを感じてしまいます。

日本全体で少子化に取り組んでいるはずが
個々の職場環境の悪さに
驚きを感じていました。
地元の中小企業だけではなく
公務員の環境も同じです。
誰が決めているのでしょう。
妊娠・出産・育児の経験がない方でしょうか?

全ての女性が収入の不安なく
正社員のまま
子どもを生み、仕事に復帰して
子育てと仕事を両立できる環境を
確保いただけなければ
まだまだ赤ちゃんは
たくさん生まれてこないです。

政治の予算配分も大事ですが
もう少し現場をみていただくことも
必要なのかなと思います。

お問い合わせは 
 電話 090-1404-7204
 ホームページ  http://fpjun.on.omisenomikata.jp/

お金のこと悩んだら
FP石井順子に聞いてみて!
https://mbp-japan.com/niigata/fpjun/inquiry/personal/

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