昭和のお宝保険、個人年金を賢く受け取ろう!

石井順子

石井順子

金融商品は中身も大事だけど受け取るときの工夫も必要!

個人年金保険をご存じですか?
老後のお金の準備をするのが
個人年金です。
若いうちからコツコツ積み立てて
定年を迎える60歳や65歳頃
積立が完了し、受け取り出来る商品です。

長生きの時代、公的年金だけでは
老後のお金が間に合わない、
数年前、世の中を騒がせた
老後2,000万円足りない問題など
ありました。
個人年金はその補填ができる商品です。

個人年金に加入していると
一定の基準を満たせば
個人年金保険料が生命保険料控除の
対象となります。
平成24年から生命保険料控除の仕組みが
改定になりましたが、
今も昔も、わざわざ個人年金の控除枠が
設けられています。
国も税金を優遇するくらい
老後の準備は国民の自助努力を
求めています。

個人年金は昭和から
販売されていたと思いますが
バブル期の予定利率は相当高かったようです。
6%近くあったと思います。
平成8年くらいまでは3%以上で
とても魅力的な商品でした。
それを過ぎてどんどん利率が下がり
今は1%を下回るゼロ%の予定利率です。
こんな利率の悪い長期商品を
誰が加入するのかと思いきや
まだ保険料控除枠が使えるというので
加入する方は少しいるみたいです。

ある意味では控除枠のせいで
金利がつかない商品に加入し
お金が働けないとも言えます。
国の制度が運用を邪魔しているようです。
どのくらいの税金のお得か
満期でいくら儲かるのかを
トータルで考えてみてください。

バブル期の個人年金も相当儲かるので
受け取るときの税金を気にされる方が
たくさんいそうです。
せっかくのお宝商品を税金のため
途中で減額し
その後の儲けを放棄してしまうことも
あるようです。

満期まで持つといくら儲かるか?
税金がいくらかかるのか?
よく熟慮しないと損なこともあります。
一人一人の立場によって違います。

今は長く働くようになったので
60歳でも現役並みの収入がある方も
少なくないはず。
個人年金として毎年大きなお金が
給付されると所得税なども心配です。
一括受取して一時所得のほうがお得と
思われるかもしれませんが
バブル期の利率は増え方が半端ないので
分割の年金で受け取ったほうがよい確率が
高そうです。

対策としては受給開始を遅らせる、
繰り下げを選択したり
長い期間受け取るということもありです。
繰り下げを選択するとさらに受取額が
増えるのが一般的です。
それだけ税金も増えますね。
ただすべての商品が
流動的に対応できるかと言えば
そうでもないようです。

保険の受取、出口に関しては
制度が複雑です。
必ず早めにコールセンターなどに
問い合わせをしてみてください。
今はできない、いつからできて
期日までに手続きをしないとできない、
申し出は契約者に任されており
自己責任の下に手続きが必要です。

どのような受け取り方がベストか
早めに計画を立てていたほうが
よいかもしれません。
高齢になると若い時と違い
判断に迷ったり、選択を誤ったり
することも心配です。

保険の契約時に受け取りのことまで
説明していただきたいです。
何十年も長期間の商品が生命保険です。
担当の方も引退しているでしょう。
そういうところが不安です。
契約時に説明されるしおりや約款に
わかりやすく書いてあればいいですが
そのような感じではないですね。

お問い合わせは 
 電話 090-1404-7204
 ホームページ  http://fpjun.on.omisenomikata.jp/

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