安楽死と尊厳死の選択

石井順子

石井順子

これから100年かけて
人口は今の半分になります。
そして高齢者の割合は
どんどん拡大します。

15歳から65歳までの生産人口の減少から
労働力確保のため
国は女性と高齢者の
労働力に期待しています。
でも元気なシニアの割合は
どのくらいなんでしょう。

介護になる人もずいぶん増えるはず。
介護をするために離職しなければ
いけないケースも多いです。
奥さんの高島玲子さんの
お父さんの介護をするため
夫の高知東生さんが
芸能界を引退します。
働き盛りの男性が家庭に入るという
労働力の減少です。

子育てと違い、ほとんどの
介護はどんどん悪くなります。
死ぬか施設に入るかで
介護から解放されます。
国は介護について
施設から家族へと
負担をお願いしたいようです。
労働力は欲しい
でも介護は自宅へ
この矛盾、どうなんだろう。

憲法では基本的人権の尊重として
人間が人間らしく生きる権利を
保障しています。
最近、尊厳死の宣言を聞きます。
胃瘻をしないとか
無理な延命をしないとか。
認知症になってまで
長生きしたくないし
死期がすぐそこに見えているのに
激痛に耐え
命を永らえるのは無理。
私ならその分の医療費を
子どもたちの治療に
まわしてほしいと思います。
人それぞれ。人生いろいろ。
長生きしたい人は
がんばってもいいと思います。

日本はお金がなくても
生きる権利があります。
健康保険があるので
たくさんお金がなくても
病気や怪我の治療ができます。

先日お友達から
堤未果さんの「沈みゆく大国アメリカ」
という本を貸してもらいました。
中身はかなりショッキングでした。
あんなに立派な国なのに
貧しい人たちには
生きる権利はありません。
盲腸なのに病院で診てもらえず
痛みに泣き叫びながら
死んでいった女性、
がん治療費は保険がきかず
自費がなくできない
だから安楽死の薬を
自己負担ゼロの全額保険適用で
処方してもらう、
自己破産の理由トップが医療費
これがアメリカの現状らしい。

私たち日本は大丈夫でしょうか?
今、病院が安楽死の薬を処方したら
自殺ほう助罪に問われます。
この先はどうなるんでしょう。
健康保険制度はこのままの水準を
保てるのでしょうか。
この先、日本は貧富の差が
広がるといわれています。
大病をしたらお金持ちしか
生きられないかもね。

せめて子どもたちが
安心して成長できるよう
医療制度は整えてほしいです。
無駄な医療行為を制限して
その分、平均寿命が下がったとしても。

新潟のFP石井順子
 お問い合わせは 
 電話 090-1404-7204
 ホームページ  http://fpjun.on.omisenomikata.jp/

そろそろ医療、介護費用は
本格的に自助努力しなければいけません。
資金の作り方がわからない人
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