相続の勘違い、大丈夫？

先月年に1回の
きんざいのFPシンポジウムに参加しました。
毎年高田馬場の早稲田大学
国際会議場で行われます。
今年の税制改正は
たいしたネタがないとのことでしたが
いよいよ来年から
相続税が増税となるので
お題はそのへんでした。

講師の先生たちによる
ディスカッションがあったのですが
専門的な講義は
リレー方式でも眠くなります。
そんな中、クイズを出す企画があり
私たち相続の専門家に
こんなクイズは失礼だと
先生たちの中では
反対意見も出たそうですが
実際やってみると
正解者は三分の一程度で
愕然としました。
気になるクイズの中身です。

終身死亡保険に
契約者　夫
被保険者　夫
受取人　妻
このような形で加入していましたが
妻は離婚しました。
受取人は元妻のまま
死亡が発生、保険が下り
元妻が受け取りました。
この時かかる税金は？
1　相続税
2　所得税
3　贈与税
　
みなさん、わかりましたか？
答えは相続税です。
贈与税という答えも多かったから
びっくり！
保険の募集人でも
税金のこと、ぜんぜん知らなかったり
銀行の人でも
わからない人多いから
仕方ないか。
だから銀行の保険契約で
変な契約があるんだ。
お客様のところで
これじゃ、満期金に
大きく贈与税がかかるという
契約があります。
気を付けて！

贈与は生きている人から
お金をもらう時だけです。
相続人じゃなくても
死んだ人からお金をもらうのは
相続です。
簡単でしょ？

FP石井順子
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