グリーン住宅ポイント制度を考察!

植松文也

植松文也

テーマ:グリーン住宅ポイント

これまで3回にわたり、グリーン住宅ポイント制度についてご案内しました。
今回は、切り口を変えて考察します。

私見ですが、ハードルが高いのに、今回もポイントか~~( ^.^)( -.-)( _ _)

前回の「次世代ポイント」は、人気がなくて予算額に達しなかったようです。
豊富な交換商品の用意がありましたが、やっぱり現金がありがたいのが庶民感覚です。
加えて、新築ではポイントの交換対象は「追加工事」のみ、商品交換が出来ません(-_-)

新築住宅では、最低でも省エネ基準のクリアが要求されます。
基準達成にそこそこの費用が嵩みますが、それでも30万ポイントです。
申請するためには、省エネ証明書の発行手数料が必要な場合もあります。
さらに、ポイント申請手数料を要求する業者を通すと、受け取る有効ポイントは減るばかりです。

とは言え、省エネ基準で建てると、健康面でも光熱費でも大きなメリットがあります。費用対効果は大です!
今年2021年4月より省エネ住宅の説明義務が始まります。
設計士の説明を聞けば、多くの人が省エネ住宅を選ぶことでしょう。

国もその他の住宅支援策を、下記の通り用意しています。
お住まいの市区町村でも支援策・補助金があり、重複申請が可能な場合もあります。
あわせて、チェックして下さい。

住宅支援策

住宅全体で性能要求がある新築に比べると、リフォームはかなりハードルが低いと言えます。
新耐震基準が要求されないこと、さらに、賃貸住宅も含まれることで、門戸も広げられています。

中古住宅の購入とリフォームの合算申請が出来ないのは、非常に残念です。
それでも、ポイントが2倍にカウントされますので、大きなリフォームをしなくても、最大30万ポイントの獲得が容易になります。

気になるポイント交換ですが、一定の「商品」と「追加工事」が対象となります。

1.「商品」は以下を中心に公募されます。
・ 「新たな日常」に資する商品
・ 省エネ・環境配慮に優れた商品
・ 防災関連商品
・ 健康関連商品
・ 家事負担軽減に資する商品
・ 子育て関連商品
・ 地域振興に資する商品

2.「追加工事」は、以下の要件に適合する追加工事となります。
(1)「新たな日常」に資する追加工事
・ ワークスペース設置工事
・ 音環境向上工事
・ 空気環境向上工事
・ 菌・ウイルス拡散防止工事
・ 家事負担軽減に資する工事
(2)防災に資する追加工事

何のこと(?_?)
如何にもお役所が好きそうな、難解な語句が並びますね。
例えば、認定を受けた食洗機や換気扇の設置、可動間仕切り工事などが該当します。

最後になりますが、こうした支援・補助は申請しないと貰えません。
住宅の新築・購入・リフォームを行うときは、ネット検索や関係先に相談することが大切です。

せっかくの支援策です。賢く使いましょう!!
支援・補助を活用して、より良い住まい造りに役立てて下さい。

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Mybestpro Members

植松文也
専門家

植松文也(一級建築士)

ハウジング植松

建築は、プランニングで成否が分かれます。設計だけ、施工だけでなく、両方のバランスが重要です。法学部出身で一級建築士と1級建築施工管理技士を取得。設計・施工そして行政手続きまで、お任せ下さい。

植松文也プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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