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本村秀昭

「お墓ディレクター1級資格」を持つ、頼れるお墓のプロ

本村秀昭(もとむらひであき) / 霊園業

公益社団法人 西部霊苑

コラム

第109回「お墓参りの負担を減らすリフォーム」

2023年10月5日

テーマ:お墓参りの負担を減らすリフォーム

コラムカテゴリ:冠婚葬祭



こんにちは、西部霊苑です。お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
今回はお墓参りの負担を減らす、手すりの設置などいくつかのリフォームについてお話させていただこうと思います。

【お墓に手すりを付ける】

お墓参りは、生活のひとつでもあります。
若い時は何も感じなかった段差も、年を重ねると大変に感じるものです。
またお墓には墓石に合わせ、つやのある御影石(花崗岩)などを全体で使用することから足元が滑りやすいこともあります。
こうした際に、あると安心なのが手すりです。
例え数段の階段であっても、それに合わせて短い手すりやフェンスがあると、転倒の心配も減り、安心できるかと思います。
こうした手すりの設置は、お墓の完成後にも簡単な工事で後付けが可能ですので、検討してみるのも良いかもしれません。

【滑り止め加工】

同じく雨の後など、御影石は滑りやすいため、その対策として滑り止め加工をするという方法があります。
お墓の足元の滑り止め加工にはいくつか方法がみられますが、まずは表面を鏡面のように加工している御影石を使用している場合、表面を一部を、ざらざらの状態に削ることで滑りにくく加工をするというものがあります。
こうした加工ではつやのある部分、つやをなくした部分をうまく使い分け、ひし形や市松模様、波模様などデザイン性のある加工にすることも可能で、単純に滑り止め効果のためでなく見た目のために行うだけでもよいかとも思います。
その他には足元部分を滑りにくいタイル素材に変える工事を行うという方法もあります。
どちらも見た目や雰囲気を変えることで気分も一心出来る効果も望めますが、大がかりな工事になると費用の問題も出てくるかと思います。

必要に応じた内容で検討してみるのもよいのではないでしょうか。

【足元のスロープ化】

お墓の区画の入口に設けている小階段をスロープにすることで、階段を登る負担を軽くすることも出来ます。
2~3段ほどの階段をスロープに変更する場合、スロープはある程度角度を緩やかにしたほうが上り下りの負担軽減の効果が望めるため、階段として使用していた面積よりも、若干広く場所を使用することになるかと思います。
つまり限られたお墓の区画がスロープのために使用されるため、お墓の区画のレイアウトによってはうまく作り変えることが出来ない場合もありますので、検討の際は工事が依頼出来る工務店の方などと利点・欠点などをよく相談をしてみるとよいかと思います。

お墓参りは高齢になると移動などが負担になることから、足が遠のいてしまわれる方も多く見られます。
出来ればこうした負担を感じず長く気軽に訪れていただければと思います。
ご自身の都合に合わせ、こうしたリフォームの検討もあるということをお知りおきいただければと思います。
当苑でもお墓のバリアフリー化を承っておりますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

それでは次回コラムもよろしくお願いします。


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