子犬の噛み癖のしつけについて
今日7月7日は当院の看板ねこのくろ子の誕生日です。20才をむかえました。人の年齢に換算すると100才くらいでしょうか。
くろ子は私が矢上で勤務医をしていた時に診察で出合いました。ご高齢の方が連れてこられ、安楽死をしてくれと言われました。
…その話はまた別の機会に書こうと思います。
それから20年一緒にいるとはその時は想像していませんでした。くろ子を知っていただいている患者様によく言われることがあります。
「さすが動物病院の猫ちゃんは長生き出来るんですね」
こう言ってしまうのも何ですが、決してそんなことはありません。もしそうであれば人のお医者さんの家族は皆長生きできることになります。
もちろん私もふくめスタッフ全員が体調の変化には気付きやすいということはありますが、それだけで長生きをするということはありません。
長く仕事を続ければ続けるほど、命というものは簡単では無いということを学び・実感します。
もちろん簡単に諦めるということではありません。でき得る限りの知識・技術をもって治すことが我々獣医師の仕事であり、使命です。
獣医師となり、開業し今年で18年が経ちました。昨年末、獣医師人生で想像もしない事象に遭遇しました。
具体的な内容は書けないのですが、思い返し、再び同じことがあった場合に対処ができるかと考えても難しく、想像すると仕事をすることが怖くなってしまう時期がありました。
しかしながら自分の家族・子供もまだ小さく、スタッフの家族や生活もあり、なによりこの獣医師という仕事から仮に逃げ出してしまうことはその事象に対する非礼と思い、歯を食いしばり、襟を正しより真摯に人生をかけて獣医学と向き合うという覚悟を改めて行いました。
くろ子は尿結石持ちですので、c/d缶とユリナリードライの特性ケーキ?をあげました。
くろ子は私の人生で親よりも妻よりも、子供よりも長い時間を同じ空間で過ごしてきています。
運良く今日で20才をむかえることができましたが、それは決して当たり前のことではなく今は1日1日を大切に心に刻むようにしています。
私が獣医師を目指したのは前回のコラムにも書きましたが、はじめて迎え入れたわんちゃんが1ヶ月あまりで亡くなってしまったことがきっかけであり、また実の長男も生まれてすぐに亡くしています。
家族を亡くすことの辛さ
当院にこられる患者様のご家族が、1日でも1秒でも長生きできるように
人生をかけて仕事をしていきます。


