熱中症に注意しましょう
大宮で開催される第110回獣医循環器学会へ向かう機内にて投稿しております。
明日・明後日獣医師不在となりますが、日々の診療の充実の為と何卒ご了承頂ければと思います。
時代は令和となりましたが平成最後の今年1月12,13日に仙台国際センターで開催されました「第109回獣医循環器学会」にて一般演題として研究発表を行なってまいりました。
演題は「僧帽弁閉鎖不全症における心臓超音波検査を用いた発咳予測能の制度」と題しまして、計322頭の僧帽弁閉鎖不全症の犬(当院を含め長崎県内の病院から紹介頂いた症例を159頭と、他県の5病院から提供頂いた163頭のデータ)を解析した研究であり、当院にて今年3月まで循環器診療を担当しておりました石川泰輔先生の研究の一つを発表いたしました。
(演題の表題は抄録の提出から発表の間に変更をしております)
会場では日本の獣医循環器界を代表する名だたる先生方を前に、些か緊張しましたが無事に発表を終えることができました。このようなことを積み重ね世界の獣医学は少しずつ進んでいくのだと感じるとともに、東京を離れ長崎での13年間の診療が少しでも獣医学の発展の足しになればと思います。
今回は獣医麻酔外科学会との共同開催でありまして、どちらの学会もまさに獣医学の最先端を発表・勉強する場であり近年の獣医学の目覚ましい発展に驚くとともに、最先端獣医療を遅れることなく吸収し、日々の診療において皆様の大切なわんちゃん・猫ちゃんの健康を守ることに活かしていくことを再度決意いたしました。
(写真は会場近くの青葉山公園にて伊達政宗像)
(仙台名物牛タン)
今回、このような機会を下さいました石川先生に深く御礼を申し上げます。
石川先生には、2013年から非常勤獣医師として当院で6年の間循環器診療を担当していただきましたが、4月より長崎大学から大阪の国立循環器病研究センターへ移動されることに伴いまして、当院での循環器特別診療を終了することとなりました。大変寂しくとても残念ですが、石川先生の今後の益々のご活躍を心から祈念いたします。6年間本当にありがとうございました。
(2019年12月31日 追記)
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