「読解ロジック」問題の答
他塾では定期テストの前に対策講座を設けたり、予想問題などを配布したりということを売りにしている所もあります。わかりやすい謳い文句に誘われて子どもを入塾させる家庭も少なくないと察します。しかし、楠塾ではそういうお膳立ては一切しません。なぜか...?
そんな勉強の仕方では実力がつかないからです。仮に予想問題が当たってたまたまいい点数が取れたとしても、それはその子の力ではありません。いっときは本人も親も喜ぶかも知れませんが、それで味を占めた子どもは、それが勉強だと思ってしまう...。普段はろくに勉強もせず、次のテストのときには、また予想問題をほしがるに決まっています。丸覚えでテストに臨み、終われば丸忘れ...。高校入試までその繰り返しです。
定期テストはただでさえ範囲が決まっていて、しかもワークのどの辺りの問題が出るのかまで事前に通知されています。これくらいのテスト勉強を自力で計画&実行できないようでは先が思いやられます。さらに言えば、普段からきちんと勉強していれば、特に数・英・国に関してはテスト勉強などほとんど要らないはずです。精々単語や漢字の練習くらいで事足りるのではないでしょうか...。
学校の授業や宿題、塾の勉強で、わからないことがあったらその日のうちに行動を起こしていますか?わかりたいという気持ちを持って、調べたり質問したりしていますか?わからないまま放っておいて、とりあえずやり方だけ丸暗記。そのうち誰かがなんとかしてくれるという受け身の姿勢では決してできるようにはなりません。
テスト10日前になったら、塾で自主的にテスト勉強をするのはOKです。学校のワークなどをやってもいいし、普段は塾で選択していない教科に関しても教えます。自分なりのテスト対策をして、結果を受け止めて次に生かしてください。もちろん勉強法の相談にはいくらでも乗りますが、万人に通用する「効率的な勉強法」など存在しません。努力もせずに効率ばかり追い求めても無駄です。試行錯誤の上で自分の勉強法を確立してください。