#【相続する土地の境界は明確になっていますか?】 ~その6(終活・相続・家族信託アドバイス)
土地境界が明確に登記さていなかった
ため、子・孫の世代になってトラブル
はじめに
このコラムは不動産取引に関した事例で、私がい
ままでのセミナ-で使用した資料の一部を掲載し
ています。
(親が生存しているときに、親が認知症になる前
に家族間で確認し、家族信託の考え方にもとづ
き、土地の境界確認対処を話し合っておけばよ
かった問題です。
先に死にゆく者の終活責任でもあるのです。)
家族と70歳過ぎた自分を守るための
家族信託契約
家族信託は土地境界の明確化から始めよう!
「~その3」に引き続き、本コラム「~その4」で
は、もう一つの原因「測量技術の歴史」について
説明しましょう。
下記の資料を見ていただきます。
測量技 術の歴史
地積測量技術の変遷 (少しずつ進化)
1)私が経験した問題事例の多くの内容から
推測すると、日本の高度成長期の土地
開発ブームに、かなりメチャクチャと
思われる登記が大量に実行されてしま
ったのではないか。
2)さらに、土地を分筆したときの残地積
の登記は、元の地積から分筆地積を差
し引く方法での机上計算地積であった。
3)2005年以後にようやく、分筆した場合
全筆(全地番)の求積(全区画を測量
して実測地積を算定する方式)で登記
化されることになってきたのが現実。
4)現在は測量機器・方法の進化により、
座標をもとにした求積となったが、
2004年までは三斜図(三斜計算:ピタ
ゴラス定義による「底辺×高さ」で面
積を求める------区画をすべて△形に区
切って地積を出し、それを合計したの
が1区画の地積として登記)であり、
当時の測量方法と現在の測量方法の違
いも、地積が多い少ないのトラブル原
因となっている。
5)また、現在は登記管理所(法務局等)
の要員も多くなり、担当官が現地実態
を確認後の登記となってきたことから、
地積はより正確性が高まってきた。
上記のような歴史的経緯から、残念ではあるが
私たちは、土地の境界に関してある程度の問題
が出てくることは避けられない実態にあること
を理解認識し、単に境界に関して争うだけでは
なく、歴史を知って冷静に対処しえなければな
らないのが現実です。
では、こうした土地境界・地積のトラブルを回
避できるようにするためには、どのような対策
をとったら良いのでしょうか?
私から提案する対策は、次回のコラム(「~そ
の5」以後)に記したいと思います。
親孝行をする時
もし子がこのコラムを読んでいるのなら、親に対
して
1) 土地境界確認の話を切り出したら、いかがで
しょうか。
2) もしインタ-ネットからサイト検索ができない
ために、このコラムを見ることができない親で
あれば、子がいっしょにサイトを見せるか、サ
イトを読んであげましょう。
3) そして、この話し合いをきっかけとして、親の
老後の介護に関する家族信託契約へと話し合い
の内容を広げていくことをお勧めしま
す。
親も自分の老後のことは気になっているはずです。
親孝行のチャンスなのです。
70歳以後の老後問題や相続処理・対策に関して、自
分と家族を守るために、家族信託契約はもっとも適
している事前対策だと言われるようになりました。
投資信託とはまったく異なります
家族信託契約について勉強し、自分にとってメリッ
トがあるかどうかを考え、わかりにくい法律等の点
はアドバイスを受けながら相談し、納得してからト
ライしてみることが重要です。
「家族信託」は、証券会社・金融機関・保険会社等
が扱う投資信託とはまったく異なります。
(言葉は似ていますが、まったく違う家族間で取り
交わす信託契約です)
今後も続くコラム
このコラムは今後、報告形式で順次、家族信託契約
に関する具体的事例の説明および解説を加えていき
ます。
(具体的な契約内容事例・メリット・注意すべき事
項等、いろいろな事例を取り上げて、できるだけわ
かりやすく説明します。)
コラムの内容は、私があちこちで実施した、家族信
託の実例に関する無料セミナ-の内容報告でもあり
ます。
次回以後のコラムは、とても広い範囲・とても自由
な契約内容・しかし専門的な知識と感覚が必要とさ
れる「家族信託」に関して、実例・メリット・デメ
リットを、少しづつ順次わかりやすく説明していき
ます。
土地境界確認 → 認知症 → 老後介護 →
相 続(遺産分割・納税対策・節税対策等)→ 遺言
(遺言書作成・遺言書登録・遺言執行 等)→
成 年後見制度 → 事業継承 → 死後のペット飼
育 他
無料セミナ-を申し込んで具体例を知る
今後のコラムでの説明・報告はかなり多くの内容と
なりますので、時間(期間)も多くかかります。
もっと早く家族信託についての詳細説明が必要とさ
れる場合は、ご遠慮なくご連絡ください。
このコラムをお気に入りの方は、お友達にも一読を
お勧めしてみてはいかがでしょうか?
家族信託関係(相続・遺言・成年後見等)に関して
さらに詳しい説明・手続き 等を知りたい方や団体
からは、いままで
1)無料で
2)指定された日時・場所に行って
3)セミナ-・説明会の実施
を要請され、対応してきました。
講師は、ツツミ宅建事務所の堤守が務めています。
「公認不動産コンサル ティングマスタ- 相続対策
専門士」
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ご遠慮なく、ご連絡ください。
<連絡先>
(有)ツツミ宅建事務所
松本市村井町西1-10-17
TEL 0263-58-7792 FAX 0263-58-9093
mail tutumitakken@gmail.com
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https://mbp-japan.com/nagano/kazokushintaku/access/
個々の家庭・それぞれの人によって、相続・家族信
託の内容・状況は千差万別です。
異なる環境・親族等各種関係・問題点・悩みを親身
になって静かに聴き、語り合い、もっとも適正・適
切な信託内容とすることができれば、安心と喜びは
大きくなります。
<相続の窓口 松本>
https://souzoku-no-madoguchi.com/list/tutumi/
<松本市講師バンク>
https://koushibank.net/2018/08/06/kaigo/
電子書籍・「気になるこんな実態・失敗に学ぶサラ
リ-マンのマイホ-ム取得学・ 心構え・業者対応基
本編」
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B00C1KXOEQ