通知表の基準って、決まってるのかな?先生の感情入ってないかな?
皆さん、こんにちは。
中学受験・高校受験・大学受験のすべての受験に
精通する受験指導のプロ 児玉です。
宮崎市内もクラスターが毎日、
起きているので、まだまだ油断
できませんね。
さて、毎年、この時期に感じる
ことですが、
「判定重視の進路指導って誰が得するのだろう?」
と思います。
これは実際に今年あった話ですが、
医療系に進学希望の生徒が、
いつのまにか農学部に進学すると
言ってきました。
「えっ、農学部?」
「物理選択だよね?」
「はい、判定がよい農学部を
担任の先生にすすめられました。」
「それで合格したらそこに進学するの?」
「まだわかりません。」
「えっ、まだわからないのに受験するの?」
「はい、医療系は判定がEだから無理だと言われました。」
このケースって誰が得するんですか?
この子はすべりどめも合格しているので、
国立大学がダメでも進学はできます。
だから無理に判定重視で
「全くはたけ違いの大学を受験」
する必要はありません。
しかし、これが現実なのです。
さらによくあるケースは、
医学部医学科の進学希望していて
共通テストがとれなくて、
「浪人をする」
と決めた子に、
「受験の練習のために工学部を受験しないか?」
「合格する体験も必要だぞ!!」
これって受験料払って、合格して
誰が得しますか???
何の体験ができますか?
工学部に合格しても嬉しくないですよね?
まあ中学受験では、大手塾は、
合格実績を伸ばすために、
優秀な生徒に受験料と交通費を
支給して、
「架空の合格実績」を作っています。
「架空の合格実績」
とは、進学するつもりが
ないのに、塾のために受験
して合格するという意味です。
この「架空受験」の裏で、本当に進学
したい受験生が不合格になり、
泣いている現実もあります。
進路指導って、受験生の将来が
明るいのが大前提ですよね?
大学に進学してミスマッチがあり
途中で中退する人が多いのは
担任の先生も痛いほどご存じの
はずです。
その大切な教え子のために
担任の先生には、ミスマッチの
起きない大学へと進路指導して
いただきたいですね。
そういう先生がほとんどだと
思いますが、ときに、判定でしか
みていない進路指導の話を聞くと
残念に思います。
ということで、
今日はこの辺で失礼いたします。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。