塗装業界の裏側
色の塗り見本は、使用する塗料と同じメーカーのものを使用する!
先日、私のYouTubeチャンネルの視聴者から、塗り板についてのお問い合わせがありましたのでご紹介してみたいと思います。
その問い合わせは、ご自宅の件ではなくご友人宅で起きたものでした。
友人が自宅の塗り替えをするのに、色決めの打ち合わせの際に、エスケー化研で作られた塗り見本を提出してきたそうです。
そして、その中から気に入った色を決定して発注されたようです。
しかし、実際に塗り替えに使用した塗料は、KFケミカルの無機塗料だったようです。
なぜ、エスケー化研の塗り板が提出されたのか、経緯は聞いていません。
建物の塗り替え工事が完成したら、塗り見本の色と完成した色とが違っていたようです。
やはり、実際に使用する塗料と同じ材料で作られた、塗り見本で色は決めるようにしましょう。
メーカーが違ば、塗料の成分も違いますし、着色顔料の発色も違います。
淡い色はそこまで大きくづれることはないでしょうが、濃い色は色づれが大きくなります。
塗り見本の場合、通常は調色マンが手作業で色を作成します。