紅桔梗色(べにききょういろ)
青藤色(あおふじいろ)
おはようモーニング!
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色は、青藤色(あおふじいろ)です。
青藤色とは、青がかった藤色で、青みの強い薄い青紫色を指します。
この色は藤色の派生色の一つであり、日本の伝統的な色のひとつです。
藤色は、平安時代から女性に人気のある色で、藤の花の色に由来しています。
青藤色は、藤の花の色に青みがかったものであり、青みが濃い藤色に比べて青みがやや薄い特徴があります。
江戸時代に入ってもその人気は衰えず、江戸後期には藤色から派生した様々な色が生まれました。
青藤色もその中の一つです。
また、藤にはごくわずかですが青色の花も存在するため、その青い花に因んで青藤色という名前が付けられました。
一方で、藤の花の色で赤みがかったものは「紅藤(べにふじ)」と呼ばれています。
更に、青藤色よりもさらに青みが濃い藤色として「紺藤(こんふじ)」も存在します。
青藤色は、その鮮やかな青みが特徴であり、藤の花にインスパイアされた独特の色として知られています。
青藤色は、花をテーマにした衣服やアクセサリー、インテリアなどで使用されることがあります。
各塗料メーカーで作ります、一般社団法人日本塗料工業会発行の塗料用標準色見本帳、通称「日塗工(にっとこう)」で一番近い色は、77−60Pあたりでしょうか。
※日本の伝統色とは、日本の文化や歴史に根付いた色彩のことを指します。
これらの色は、伝統的な建築、着物、美術、花、風景など、様々な日本の要素に広く使われてきました。以下にいくつかの代表的な日本の伝統色を挙げます。
・紅色(べにいろ):深い赤色で、古くから日本の伝統色として重要視されてきました。着物や祭りの装飾、日本の国旗である日の丸の赤などにも使われています。
・藍色(あいいろ):深い青色で、日本の伝統的な染物である「藍染め」の色としてよく知られています。風景や自然の中に広がる深い青空をイメージさせる色です。
・白色(しろいろ):清潔さや純粋さを表現するために用いられる色です。日本の伝統的な神社や寺院の建築物や、和装の白無垢(しろむく)などでよく見られます。
・黒色(くろいろ):厳かさや深い美しさを表現するために使われます。伝統的な和服である「黒留袖」や、茶道の世界で重要な役割を果たす「薄黒(うすぐろ)」などがあります。
●日本の住宅の一般的な外壁の種類
外壁の主な種類とそれぞれの特徴をご紹介します。
・窯業系サイディング:
窯業系サイディングは、日本の住宅で最もよく使用される外壁材の一つです。
窯で焼かれたセラミック製の板で、耐候性や耐久性に優れています。
窯業系サイディングは工場で生産されるため品質が安定しており、施工が比較的簡単で工期を短縮することができます。
また、メンテナンス周期も約7~8年程度とされています。
・金属系サイディング:
金属系サイディングも一般的な外壁材です。アルミニウムやスチールなどの金属でできており、耐久性やメンテナンスのしやすさが特徴です。
金属系サイディングのメンテナンス周期は約10~15年で、ひび割れや凍結の心配が少ないため、耐久性に優れています。
・ALC外壁:
ALC(Autoclaved Lightweight Concrete)は軽量コンクリートのことを指します。
ALC外壁は軽くて断熱性に優れており、耐火性も高いため、防火性能が求められる場所で使用されることがあります。
また、断熱効果により省エネ効果も期待できます。
これらは一般的な外壁材の一部ですが、他にも木質系サイディングや樹脂系サイディングなどさまざまな種類が存在します。
外壁材の選択は、耐久性、耐候性、断熱性、デザインなど、さまざまな要因を考慮して行うべきです。特に、自宅の外壁は長期間にわたって影響を受けるため、慎重な選択が重要です。
●七十二候
七十二候では、8月17日から8月22日ころを蒙霧升降 (ふかききりまとう)」といいます。
七十二候が立秋の末候に変わり、深い霧が立ち込める頃となりました。
「蒙霧」とは、もうもうと立ちこめる濃い霧のことをいいます。
この時期の早朝、特に前日に雨が降り、空気が湿り気を含んでいる時には、山や水辺に白く深い霧が立ち込め、幻想的な風景が見られることがあります。
残暑の厳しさは相変わらずですが、朝夕はひんやりとした空気が心地よく感じられる季節です。
霧は、地面に近い空気が冷やされ、水蒸気が凝結することで非常に細かな水滴となり、空気中に浮かんでいる状態をいいます。
また、霧は発生する場所によって「盆地霧」「都市霧」「海霧」「山霧」「谷霧」「川霧」といろいろあり、そのでき方によっても「放射霧」「移流霧」「蒸気霧」「前線霧」「上昇霧」などに分けられます。
ちなみに霧と雲は現象としては同じですが、大気中に浮かんでいるものが「雲」、地面に接しているものを「霧」と呼びます。
麓から眺める山にかかった雲も、実際に雲がかかっている部分にいる登山者にとっては、霧 (山霧) なのです。
●8月15日今日は何の日?
それでは続きをどうぞ!