柴染色(ふしぞめいろ)
鉛丹色(えんたんいろ)
おはようモーニング!
今日7月20日は日本で初めてマクドナルドがオープンした日ということでハンバーガーの日と制定されています。
一時期、過去最大規模の赤字で経営が苦しかった日本マクドナルドですが、昨今の巣ごもり需要の影響でV字回復しているとニュースになっていました。
コロナが後押しした形にはなりましたが売上のV字回復の裏には様々な戦略があったといいます。
その中の一つとしてあげられているのがコスト・リーダーシップ戦略です。
コストリーダーシップ戦略とは、ビジネスにおける競争戦略の一つであり、主に製品やサービスを低コストで提供することに重点を置いた戦略です。
この戦略は、競合他社よりも低い価格で商品を提供することで、市場での競争力を確保し、顧客を引き付けることを目指します。
コストリーダーシップ戦略の特徴としては、以下のような点が挙げられます:
1.生産効率の向上: 製品やサービスの提供において、生産プロセスの効率化やコスト削減を重視します。これにより、原材料の調達、製造、流通、販売などの過程でコストを最小限に抑えることが可能となります。
2.規模の経済: 大量生産や大量販売により、固定費を均等に分散させることで、単位あたりのコストを低減させることができます。その結果、価格競争力を高めることができます。
3.低価格戦略: 他の競合他社よりも低価格で商品やサービスを提供することで、顧客にとって魅力的な選択肢となります。特に価格が購買決定に大きく影響する市場で効果的です。
4.顧客獲得と維持: 低価格を通じて新たな顧客を獲得し、またリーズナブルな価格を維持することで、長期的な顧客ロイヤルティを築くことが可能です。
ただし、コストリーダーシップ戦略にはいくつかの課題も存在します。
例えば、低価格競争によって利益率が低下する可能性があるため、コスト削減のバランスを取りながら品質を維持することが重要です。
また、新たな技術や市場変化に対応するための柔軟性や革新性が求められることもあります。
企業は自社の競争力、市場状況、顧客のニーズに基づいて戦略を検討し、コストリーダーシップ戦略を採用する場合には、効果的なコスト管理と継続的な改善が必要です。
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色は、鉛丹色(えんたんいろ)です。
鉛丹色とは、酸化鉛のやや赤みを強くした鮮やかな橙色のことです。
別名で光明丹、赤鉛とも。
鉛丹は、錆止めや腐敗防止の働きもあること、さらに赤という色が崇(あが)められていたこともあり、神社仏閣をはじめ建物などの下塗りに用いられました。
また最古の顔料の一つとしても知られ、正倉院に保存されています。
丹は「赤い土」をさす色名で、酸化鉛を空気中で熱してつくりますが、他に酸化鉄、硫化水銀なども、みな「丹」とよんでいました。
以前は、鉛を配合した錆止めペイントが支流でしたが、1989~94年頃のOECDの動向、及び幼児・妊婦・飲料水・食品などで直接接触する恐れのある用途への使用で、健康に悪影響を及ぼすことが指摘されまして廃止となりました。
その鉛含有錆止めペイントの中に、日本工業規格JISK5622鉛丹錆止ペイントと言うのがありましたが、(鉛を多数含)2010年5月20日に廃止となりました。
各塗料メーカーで作ります、一般社団法人日本塗料工業会発行の塗料用標準色見本帳、通称「日塗工(にっとこう)」で一番近い色は、05−50Vあたりでしょうか。
※日本の伝統色とは、日本の文化や歴史に根付いた色彩のことを指します。
これらの色は、伝統的な建築、着物、美術、花、風景など、様々な日本の要素に広く使われてきました。以下にいくつかの代表的な日本の伝統色を挙げます。
・紅色(べにいろ):深い赤色で、古くから日本の伝統色として重要視されてきました。着物や祭りの装飾、日本の国旗である日の丸の赤などにも使われています。
・藍色(あいいろ):深い青色で、日本の伝統的な染物である「藍染め」の色としてよく知られています。風景や自然の中に広がる深い青空をイメージさせる色です。
・白色(しろいろ):清潔さや純粋さを表現するために用いられる色です。日本の伝統的な神社や寺院の建築物や、和装の白無垢(しろむく)などでよく見られます。
・黒色(くろいろ):厳かさや深い美しさを表現するために使われます。伝統的な和服である「黒留袖」や、茶道の世界で重要な役割を果たす「薄黒(うすぐろ)」などがあります。
●7月20日今日は何の日?
それでは続きをどうぞ!