牡丹色(ぼたんいろ)
緋色(あけいろ)
おはようモーニング!
今日は生憎と雨模様ですが、ここ数日は晴れの日が続き、連日30℃越えの暑さが続いてます。
水分補給をしっかりと行い、こまめに休憩をするなど熱中症対策を万全にしてください。
ところで、明日から土用干し(どようぼし)の日です。
土用の丑の日は知ってるけど、土用干し?と思われる方も沢山いると思います。
そもそも、土用というのは年に4回ありまして、それぞれ立春、立夏、立秋、立冬の前18日間(場合によっては19日間のこともある)のことを指します。
そして、今年の土用干し今日7月20日から8月7日までです。
ちょうどこの時期に、梅雨で湿った衣類や、書物などをカビや虫食いなどから守る為に干す習慣から「土用干し」と言われるようです。
衣類や書物以外に田んぼや梅なども干していたようです。
田んぼの稲はこの時期に干すことによって、稲そのものが強くなり、おいしいお米になるようです。
余談ですが、梅は干したものを「梅干し」、干さなかったものを「梅漬け」といいます。
太陽の光をいっぱいに浴びた「梅干し」おいしいですよね!
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色は、緋色(あけいろ)です。
緋色とは、やや黄色みのある鮮やかな赤色のことで、平安時代から用いられた伝統色名です。
山野に自生する多年草の茜の根を染料とし、灰汁で媒染しました。色名の「あけ」は日や火の色のことです。
推古天皇の時代以来、紫に次ぐ高位の色になり、奈良時代に定められた服飾尊卑では19色の中で5番目に位置づけられました。
平安時代の中頃から染法が変わり、それに伴い色調も鮮やかな紅緋色に、読み方も「緋色」となりました。
一般的に、それぞれを区別する場合は茜色を「やや暗い赤」のイメージ、緋色を「鮮やかな赤」のイメージとします。
各塗料メーカーで作ります、一般社団法人日本塗料工業会発行の塗料用標準色見本帳、通称「日塗工(にっとこう)」で一番近い色は、09−50Tあたりでしょうか。
※日本の伝統色とは、日本の文化や歴史に根付いた色彩のことを指します。
これらの色は、伝統的な建築、着物、美術、花、風景など、様々な日本の要素に広く使われてきました。以下にいくつかの代表的な日本の伝統色を挙げます。
・紅色(べにいろ):深い赤色で、古くから日本の伝統色として重要視されてきました。着物や祭りの装飾、日本の国旗である日の丸の赤などにも使われています。
・藍色(あいいろ):深い青色で、日本の伝統的な染物である「藍染め」の色としてよく知られています。風景や自然の中に広がる深い青空をイメージさせる色です。
・白色(しろいろ):清潔さや純粋さを表現するために用いられる色です。日本の伝統的な神社や寺院の建築物や、和装の白無垢(しろむく)などでよく見られます。
・黒色(くろいろ):厳かさや深い美しさを表現するために使われます。伝統的な和服である「黒留袖」や、茶道の世界で重要な役割を果たす「薄黒(うすぐろ)」などがあります。
●7月19日今日は何の日?
それでは続きをどうぞ!