黄橡色(きつるばみいろ)
紅緋色(べにひいろ)
おはようモーニング!
今日7月17日は、世界絵文字デーとされています。
この日は、絵文字の普及や利用を祝い、その多様性と国際的なコミュニケーションへの重要性を称えるイベントとして広がっています。
絵文字は、テキストベースのコミュニケーションに感情や表現を追加するために用いられる絵文字アイコンのことを指します。
絵文字は、スマートフォンやコンピュータなどのデジタルメディアで特に広く使用されており、感情をより具体的に伝えたり、メッセージに個性を加えたりするのに役立ちます。
世界絵文字デーは、人々が絵文字をさらに楽しんだり、新しい絵文字が導入されたり、絵文字の普及に貢献する取り組みを行ったりする日として、世界中のコミュニティによって祝われています。
さまざまなオンラインプラットフォームやソーシャルメディアでは、この日に関連するイベントやキャンペーンが行われることが一般的です。
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色kは、紅緋色(べにひいろ)です。
紅緋色とは、冴えた黄みの赤色のことです。
紅花染めと鬱金(うこん)や支子(くちなし)などの黄みの色を染め重ねられた色。
同じような染め色として『猩々緋(しょうじょうひ)』と『黄丹)(おうに)』がありますが、紅緋はその中間にあたります。
英名では『スカーレット』。
古くは『緋(ひ)』の色は茜(あかね)染めの赤を指し、「あけ」と呼ばれていました。
それが平安時代の中頃より茜のかわりに支子の黄を下染めに明礬(みょうばん)、媒染(ばいせん)の蘇芳(すおう)の赤を重ねた色が染められ、この冴えた赤が「ひ」と呼れるようになりました。
いわゆる女官の緋袴(ひのはかま)の色。
現在でも「緋色(ひいいろ)」といえば、一般的にはこの紅緋の色調を指します。
紅緋の染色は明治初期の『絹糸染物秘傳』によれば、「緋縮緬染粉合セ方。
紅花目方一匁、ウコンゴ目方二十匁、焼メウバン一分。酒二勺。ハクライベニコ(舶来紅粉)二分。
近来ヒコ(緋粉)ト云モノアル由」と記されており、天然染料と化学染料を併用して染められていたことがわかります。
ちなみに紅緋の色調は、現代で言えば印刷インキの『金赤(きんあか)』に近い色です。
各塗料メーカーで作ります、一般社団法人日本塗料工業会発行の塗料用標準色見本帳、通称「日塗工(にっとこう)」で一番近い色は、09−60Vあたりでしょうか。
※日本の伝統色とは、日本の文化や歴史に根付いた色彩のことを指します。
これらの色は、伝統的な建築、着物、美術、花、風景など、様々な日本の要素に広く使われてきました。以下にいくつかの代表的な日本の伝統色を挙げます。
・紅色(べにいろ):深い赤色で、古くから日本の伝統色として重要視されてきました。着物や祭りの装飾、日本の国旗である日の丸の赤などにも使われています。
・藍色(あいいろ):深い青色で、日本の伝統的な染物である「藍染め」の色としてよく知られています。風景や自然の中に広がる深い青空をイメージさせる色です。
・白色(しろいろ):清潔さや純粋さを表現するために用いられる色です。日本の伝統的な神社や寺院の建築物や、和装の白無垢(しろむく)などでよく見られます。
・黒色(くろいろ):厳かさや深い美しさを表現するために使われます。伝統的な和服である「黒留袖」や、茶道の世界で重要な役割を果たす「薄黒(うすぐろ)」などがあります。
●七十二候
七十二候では、7月17日から7月21日頃を「鷹乃学習 (たかすなわちわざをならう)」といいます。
七十二候が小暑の末候に変わり、梅雨明けが近づき、暑さが本格的になってくる季節になりました。
鷹のひなが成長して、巣立つ準備をする頃。飛び方を覚え、獲物を捕まえられるように練習をします。
大人の鷹は獲物を捕まえる時に、時速80キロもの速さがでるそう。
一羽でも多く元気に巣立てるよう、温かく見守ってあげたいですね。
7月19日は土用入り。
土用とは立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のことで、一年に4回おとずれます。
18日間の最初の日を「土用入り」、最後の日を「土用明け」と呼びます。
夏の土用は、丑の日にうなぎを食べるならわしがあるため、一般的によく知られています。
●7月17日今日は何の日?
それでは続きをどうぞ!