礪茶色(とのちゃいろ)
雀茶色(すずめちゃいろ)
おはようモーニング!
現在、鹿児島県鹿児島市にあります、店舗兼住宅の塗り替え工事を行なっております。
こちらの建物は、約10年前に一度塗り替え工事が施されています。
屋根瓦は、スレート瓦(コロニアル瓦)が葺かれています。
タスペーサーを取り付けようと、瓦の隙間に皮すきを差し込もうと試みるも、以前塗り替えた時の塗料で、隙間を塞いでいます。
この現象は、瓦全体の50%近く発生しています。
もう少し、この現象が多く発生していたら、瓦から入った雨水が抜けることなく瓦とアスファルトルーフィングとの間に滞留して、やがては雨漏りの原因となっていたでしょう!
今回は、タイミングよく発見することができました。
建物も、人間と一緒で定期検診は必要ですね!
スレート瓦塗り替えの際は、瓦の隙間が塗料で塞がりそうな状況が見受けられたら、タスペーサーを必ず取り付けましょう。
タスペーサーに関する、詳しい情報を知りたい方は、お電話またはメールでお問い合わせください!
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色は、雀茶色(すずめ)ちゃいろです。
雀茶色とは、雀の頭の色のような赤黒い茶色のことです。その名のとおり、雀の頭部の羽の色に由来する『茶色』で、同じく雀の羽の色に由来する『雀色』とは同色です。
ただし、『雀色』のほうが淡く赤みがかっているという説もあり、染め色としてその境界は曖昧となっています。
江戸時代には「四十八茶百鼠」として茶色系と鼠色系の色が大流行したため、『樺色』と『樺茶』のように古来からの色名に『茶』をつけて呼びなおしたり、色相的には茶色でも鼠色でもない『梅鼠』のような色にまで『鼠』『茶』をつけるほどでした。
『雀茶』もこの頃に誕生した色だと思われます。
各塗料メーカーで作ります、一般社団法人日本塗料工業会発行の塗料用標準色見本帳、通称「日塗工(にっとこう)」で一番近い色は、07−40Pあたりでしょうか。
●6月15日今日は何の日?
それでは続きをどうぞ!