薄縹色(うすはなだいろ)
玉子色(たまごいろ)
おはようモーニング!
今日4月29日は昭和の日です。
以前はみどりの日だったことから、畳の日ともいわれています。
最近は住宅が洋風化して、フローリング床の家がほとんどになってきました。
実は、湿度の多い日本では畳は重要な役割を果たしてきました。
畳に空気を取り入れて、空気をきれいにし、湿度や温度を調整しています。
畳の原料のい草は、調湿効果があり、また優れた断熱効果があります。また、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドや二酸化窒素を吸着し、空気を浄化してくれます。
子供の頃夏場に、畳の上に寝ていると、意外に涼しくてぐっすり寝むれた記憶があります。
畳は、エネルギーを使わない天然のエアコンと空気清浄機ですね。
それから、フローリング床に比べ畳はクッション性があるので、腰や足への負担を軽減します。
また、家の中で転んでも怪我をする心配があまりないですね。
それから、畳には集中力を高めて、持続力を高める効果があります。
畳の空間で勉強した子どもは、成績が向上したという結果が実証されています。
畳は何百年も前からずっと日本建築に使われてきた日本の文化です。
この素晴らしい日本の文化を守るために、全部屋「畳」というわけにはいかないでしょうが、せめて一部屋くらいは和室にして「畳」にしてください。
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色は玉子色(たまごいろ)です。
玉子色とは、卵黄を模した明るい黄色のことです。
江戸時代前期から見られる染め色で、寛政年間の流行歌「はたおり唄」や西鶴の「好色一代女」などにも記述がみられ、当時の流行色だったことがわかります。
ちなみに、卵にちなんだ色には、平安時代から存在する「鳥の子色」がありましたが、こちらは卵殻のような薄黄色でした。
各塗料メーカーで作ります、一般社団法人日本塗料工業会発行の塗料用標準色見本帳、通称「日塗工(にっとこう)」で一番近い色は、25−80Pあたりでしょうか。
●七十二候
4月29日から5月4日頃を七十二候では、「牡丹華 (ぼたんはなさく)」といいます。
七十二候が穀雨の末候に変わり、牡丹の花が咲き始める頃となりました。
牡丹は、晩春から初夏にかけて直径10~20cmの豊麗な花をつけ、色も紅・淡紅・白・紫など様々です。
初めは薬草として中国から伝わった牡丹ですが、平安時代には宮廷や寺院で観賞用として栽培され、今では俳句のテーマ、絵画や着物のモチーフとしてもよく登場します。
牡丹は甘く上品な香りと、その格調高い姿から、中国では国の代表花にもなっており、「富貴草」「百花王」「花王」「花神」など、褒め称える別名がたくさんあります。
この世のものとは思えないほどの美しさと香りを意味する「天香国色」もまた、牡丹の異名となっています。
牡丹の花は、20日ほど楽しめることから「二十日草 (はつかぐさ)」の別名も。
ちなみに、牡丹の花言葉は、その名にふさわしく「王者の風格」。
●4月29日今日は何の日?
・昭和の日
“激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす”国民の祝日。
それでは続きをどうぞ!