偽紫色(にせむらさきいろ)
浅黄色(うすきいろ)
おはようモーニング!
天気予報を見ると来週は、雨の日が多くなりそうですね。
私たち建築塗装業者それに防水業者は、雨になると水分や湿度は施工の大敵となる為、ほとんど仕事ができません。(内部塗装などは別ですが)
特に梅雨時期などは、晴れ間をみつけ水分計を塗装面に当てて、含水率10%未満を確認して塗装します。
これからの季節、水分計は必需品となってきます。
それに合わせて湿度管理も重要となってきます。
湿度が85%以上では、色々な不具合を引き起こす可能性がありますので塗装はできません。
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色は、浅黄色(うすきいろ)です。
浅黄色とは、苅安草と灰汁で浅く染めたうすい黄色のことです。
平安時代の格式『延喜式(えんぎしき)』にも記された古い色名で、『深黄色(ふかききいろ)』の対色。
古い呼び名は「あさぎ」、別に「あさきき」「あさき」とも読まれます。
古くから浅い藍色の『浅葱色(あさぎいろ)』と混同された色で、平安後期の歴史物語『今鏡(いまかがみ)』にも「あさぎと日記に侍はべなるをば『青き色か、黄なる色か』などおぼつかなてく、」と書かれています。
近世になっても「浅黄」と書いて『浅葱色』を指すことが多く、江戸時代では『浅葱色』との混同を避けるため、うすい黄色には『薄玉子(うすたまご)』と呼んで区別しました。
また、混同を避けるために「うすき」の読みが定着したのでしょう。
『浅黄』の染料は『延喜式』縫殿寮(ぬいどのつかさ)の雑染用度によれば「綾一疋に、苅安草大三斤八両、灰一斗二升、薪三十斤。」とあり、対色の『深黄』の用度が『綾一疋に、苅安草大五斤、灰一斗五升、薪六十斤。』とあるので、苅安の用度の差により『浅黄』の黄色の濃度を知ることができます。
一説に新選組の羽織の色は『浅葱』ではなく、『浅黄』だとする説もあります。
これは当時の資料に羽織の色を『浅黄』と表記するものが多く見られるからです。
ただし、近代まで当て字をすることはそれほど珍しくなかったため「浅黄」と書いて『浅葱』を指していた可能性も十分にありえます。
各塗料メーカーで作ります、一般社団法人日本塗料工業会発行の塗料用標準色見本帳、通称「日塗工(にっとこう)」で一番近い色は、22−80Lあたりでしょうか。
●七十二候
4月25日から4月29日頃を七十二候では、霜止出苗 (しもやみてなえいずる)と言います。
七十二候が穀雨の次候に変わりました。
暖かくなるとともに、霜が降りなくなり、苗が健やかに育つ頃です。
種籾が芽吹き、すくすく青々と伸びていきます。
この頃になると、夜間の冷え込みもなくなり、霜も降りなくなります。
とはいえ「八十八夜の忘れ霜」といって、暖かさに霜の心配を忘れかけた4月下旬頃、思わぬ遅霜に見舞われることも。
霜は、農業に対する影響が大きく、特に茶葉にとっては大敵です。
日本一のお茶どころの静岡県では、地方気象台が全国で唯一、遅霜予報を行っており、茶業関係者は、遅霜予報を聞いて防霜ファンの駆動制御やシート掛けなどの対策を行うそう。
10月下旬に二十四節気は「霜降」へと移り変わり、この頃からまた霜が降りはじめます。
●4月23日今日は何の日?
それでは続きをどうぞ!