紫色(むらさきいろ)
菜種油色(なたねあぶらいろ)
おはようモーニング!
新年度が始まりましたが、曇りや雨の「すっきりしない天気」の日が多いですね。
四季折々の気候から生れた日本人独特の感性は、雨を楽しむ事により、雨の日の憂鬱な気持ちを克服してきました。
日本には青時雨(あおしぐれ)、青梅雨(あおつゆ)、青葉雨(あおばあめ)、秋微雨(あきこさめ)、秋さづい(あきさづい)、秋時雨(あきしぐれ)、秋湿り(あきじめり)、秋驟雨(あきしゅうう)...
とにかく数え切れないほどあり、一つづつ微妙に意味合いが違います。前世人たちは雨を楽しんできたと言う事が分かります。
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色は、菜種油色(なたねあぶらいろ)です。
菜種油色(なたねあぶらいろ)は、菜種から搾った菜種油のような緑みの深い黄色のことです。
別に『菜種色(なたねいろ)』とも。
菜種とは、あぶらなの種のことです。
菜種油が灯油として普及した江戸時代から染色されるようになりました。
元文年間(一七三六〜四一)には麻裃の色に使われて流行し、天明年間には(一七八一〜八九)には裏付き裃として流行しています。
●七十二候
七十二候では、4月14日〜4月19日頃を虹始見 (にじはじめてあらわる)と言います。
七十二候が晴明の末候に変わり、冬には見かけなかった虹が現われ始める頃となりました。
春が深くなるとともに、だんだんと空気が潤ってくるので、この時期から雨上がりに虹を見ることが多くなります。
雲間から差す柔らかな光に、不意に浮かび上がる春の虹。
単に「虹」といえば夏の季語ですが、「初虹」はその年初めて立つ虹を指します。
春は陽の光はまだ弱く、その分、夏の虹に比べると淡くはかない虹ですが、それもまた趣があり良いものです。
晩秋には、また陽の光が弱まって虹を見かけなくなるということで、「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」という候があります。
●4月12日今日な何の日?
・パンの記念日
パン食普及協議会が1983年3月に制定。
天保13(1842)年旧暦4月12日、伊豆韮山代官の江川太郎左衛門英龍が軍用携帯食糧として乾パンを作った。これが日本で初めて焼かれたパンと言われている。
また、毎月12日を「パンの日」としている。
・世界宇宙飛行の日
1961年のこの日、世界初の有人宇宙衛星船・ソ連のボストーク1号が打ち上げに成功した。
搭乗したガガーリン少佐は、宇宙から地球を見た時の感想を「地球は青かった」と表現し、流行語になった。
それでは続きをどうぞ!