塗料の一液型と二液型の違い?
スズカファイン株式会社から販売されています、錆の進行を抑制することができる錆止めペイントとなります。
商品の説明をする前に、ケレンのお話をしてみたいと思います。
ケレン?な方が大勢いらっしゃると思います。
塗装の見積書の中には、一般お方には判りずらい専門用語が出てきます。
ケレンとは、主に鉄部に対して行う下地調整のことを言います。
この、ケレンにも下地調整をどの程度まで行うのかで1種ケレンから4種ケレンまで、種類分けされています。
1種ケレン
サビ、死膜を完全に除去して、鋼材面を露出させるのが1種ケレンです。
ショットブラストやサンドブラストなどのブラスト法を使用します。
1種ケレンは研磨剤に空気や水などによって圧力をかけ高圧で素材にぶつけることで、鋼材面を露出させる方法です。
通常の場合1種ケレンには大型の設備が必要となります。
2種ケレン
2種ケレンはサビや死膜を除去しますが、完全には除去しない方法です。
サビが発生している面積が鋼材の30%以上の場合に用いると覚えておきましょう。
2種ケレンはディスクサンダーやワイヤーホイールなどの電力工具を主に使用します。
職人が手作業で行なうため、手間が掛かり作業代が高額になります。
3種ケレン
3種ケレンでは活膜は残して、サビと死膜を除去します。
活膜とは旧塗膜でもしっかりと密着しているものです。
1種ケレンや2種ケレンでは活膜も含めて旧塗膜を除去しますが、
3種ケレンでは活膜を残してケレンを行ないます。
1種ケレンや2種ケレンより作業する箇所が少なく済むのが特徴です。
ワイヤーブラシややすりなどの手動工具を使用します。
4種ケレン
粉化物やその他の汚れを除去するのが4種ケレンです。
サビや旧塗膜の劣化が少ない鋼材に用いる方法で、
ワイヤーブラシやサンドペーパーなどを使用します。
サビがない場合は、表面に付着した汚れを洗浄するだけのケースもあるでしょう。