青藤色(あおふじいろ)
千草色(ちぐさいろ)
おはようモーニング!
今日の日本の伝統色は千草色(ちぐさいろ)です。
千草色(ちぐさいろ)とは、わずかに緑みを帯びた明るい青色のことです。
色名の千草とは鴨頭草(つきくさ)から転訛した名で露草のこと。
藍染による浅葱色と花色の間の色調で、多くは重ね染の下地色として用いられました。
江戸時代の染色指南書『手鑑模様節用』には「京師にてそらいろを ちくさいろといふ」とあり、主に近畿地方で使われていと思われます。
ただし、厳密には空色は千草色より少し明るく、かすかに紫みを含んだ色です。
七十二候
七十二候では2月9日〜2月13日頃を黄鶯睍睆 (うぐいすなく)といいます。
七十二候が立春の次候に変わり、山里ではウグイスが鳴き始める頃となりました。
「睍睆」とは鳴き声の良いという意味で、その美しい音色からウグイスは、オオルリ、コマドリとともに日本三鳴鳥に数えられています。
「ホーホケキョ」という、ウグイスおなじみのさえずりは雄のみのもので、気象庁ではこのウグイスのさえずりを初めて聞いた日を「ウグイスの初鳴日」として、梅や桜の開花とともに観測しています。
ウグイスの初鳴きは、一般に温暖な地方ほど早く、沖縄や九州では2月20日頃、北海道では4月30日頃と、「初鳴き前線」は季節の進行とともに北上していきます。
ウグイスが別名「春告鳥」や「報春鳥」と呼ばれるのも、そんなところからきています。
また、その年に初めて鳴くウグイスの声を「初音 (はつね)」といいますが、実はこの頃の鳴き声は、まだ本調子ではありません。
「ホーホー、ケッケッ、ケキョ・・」と鳴き声を整えている状況を「ぐぜり鳴き」と呼び、その初々しい声を聞くのもまた微笑ましいものです。
2月9日今日は何の日
それでは続きをどうぞ!