藤色(ふじいろ)
藤鼠色(ふじめずみいろ)
おはようモーニング!
今日の日本の伝統色は藤鼠色です。
藤鼠色とは、薄い紫の藤色を鼠がからせたような落ち着いた雰囲気の青紫色のことです。
江戸中期より婦人の和服の地色として好まれ、明治・大正にかけてたびたび流行しました。明治27年頃には「新駒色」と呼ばれて流行衣装の雑誌『都の華』に紹介されています。
染色法は『染物早指南』(嘉永6年・1853)に「蘇芳水等分、唐藍少々、鉄漿ポッチリ、もも皮少々、石灰水へ入る」と記されています。
12月26日〜12月30日を七十二候では「麋角解 」(さわしかのつのおつる)と言います。
七十二候が冬至の次候に変わり、オス鹿の角が落ちる頃となりました。
メスの鹿は角が生えませんが、オスの鹿は一年に一度、角が根元から自然にポロっと取れて、春にはまた新しい角が生え始めます。
「麋」とは、「なれしか」というトナカイの一種の大鹿、またはヘラジカのことだとされています。
生え始めの角には、毛が生えていて柔らかく、中には血管も通っているのですが、秋頃になると角の内部がだんだんと骨のように硬く変化するそうです。
こうして、まるで木の枝みたいな立派な角に変わっていきます。
ちなみに、オスのニホンジカは、5歳までは角を見ればある程度年齢が分かるといいます。
生まれた年はまだ角は生えませんが、2歳になると小さな角が1本生え、3歳で枝分かれします。
そして、4歳になると3又に、最終的には4又の状態で成熟した大人となります。
毎年生え変わるたびに形が変わっていくなんて不思議ですね。
12月25日今日は何の日
それでは続きをどうぞ!