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紅掛花色(べにかけはないろ)
おはようモーニング!
今日の日本の伝統色は紅掛花色(べにかけはないろ)です。
紅掛花色(べにかけはないろ)とは、あでやかな明るい青紫色のことで、花色の下染に紅を染めた重ねた色です。
『手鑑模様節用』の色譜には「紅かけ花色。古、薄ふたあい」と記されており、色譜としては「二藍(ふたあい)」の系統になります。
紅掛がつく色名としては他に「紅掛空色」や「紅掛納戸」があり、これらの色調は濃淡や色味に多少の違いはありますが青紫系統の粋な色です。
七十二候では、12月12日〜15日頃を「熊蟄穴」(くまあなにこもる)と言います。
七十二候が大雪の次候に変わり、クマをはじめ、動物たちが冬ごもりをする頃となりました。
秋になってドングリや山ブドウが実ると、それまで草を食べていたクマは、これらの栄養価が高い木の実をたっぷり食べるようになります。
そして、皮下脂肪をたくわえ、穴にこもって飲まず食わずのまま、春を待ちます。
穴の中では、ほとんど身動きせず、脈拍や呼吸数も減少します。
ただ、わずかな物音やにおいなどの刺激で目を覚ますほど、眠りは浅いそうです。
このため、クマの場合は「冬眠」ではなく、「冬ごもり」という言い方をするそうです。
クマの冬ごもりは、この時期食料が不足する事と、体力温存の保身の習性だと考えられています。
また、クマの出産は、この「冬ごもり」の間に行われることが多いので、寒さから子グマを守る目的もあるそうです。
ところで、日本には北海道に生息する「ヒグマ」と、本州以南に生息する「ツキノワグマ」の2種類のクマがいます。
冬ごもりの穴として、ツキノワグマは樹洞を利用し、ヒグマは斜面の土を掘って穴を作るそうです。
こうした天敵に襲われない安全な場所で、1~2月頃に平均二頭の子を産み、春には穴から出てきます。
12月12日今日は何の日
それでは続きをどうぞ!