樺色(かばいろ)
薄色(うすいろ)
おはようモーニング!
今日の日本の伝統色は薄色です。
薄色(うすいろ)とは、紫根に椿灰汁または明礬で染めた薄い紫色のことです。
一般的に薄色といえば淡い色を指しますが、濃い紫を濃色(こいろ)というのに対し、淡い紫色を薄色とよびました。
これは平安時代、紫が高貴な色であるため色の代表として扱われていたことによります。
『延喜式』縫殿寮にはその染色法が書かれており、綾一疋を紫草五斤で染めるとあり、これは深紫を染める紫根の量の六分の一にすぎません。
ちなみに、薄色は紫の色みが淡いので、禁色とはされませんでした。
それでは続きをどうぞ!