御召御納戸色(おめしおなんどいろ)
おはようモーニング!
今日の日本の伝統色は、紫紺色です。
紫紺(しこん)とは、紺色がかった暗めの紫色のことです。紫草の根(むらさきそう)で染めていたことから「紫根」と書かれていました。
「紫紺」は明治以降に使われた色名です。 天皇即位の礼の幡(ばん)で用いられましたが、現代でも「紫紺の優勝旗」と言われるように、この色は尊ばれています。
ちなみに、紫紺と同類の色に、濃い茄子(なす)の実の色にたとえられた「茄子紺」があり、大正時代に流行しました。
11月12日〜11月16日頃を七十二候では「地始凍」(ちはじめてこおる)と言います。
七十二候が立冬の次候に変わり、寒さで大地が凍り始める頃となりました。
夜は冷え込みがいっそう厳しくなり、冬の訪れがはっきり肌で感じられる季節です。
朝には霜が降り、場所によっては霜柱が見られることも。
日ごとに寒さが増し、季節は本格的な冬を迎えます。
最近では、私の周りではあまり見ることのできなくなった霜柱ですが、霜柱は霜の降りるような夜、地中の水分が凍ってできます。
空気中の水蒸気が地物に昇華してできる霜とは別のでき方で、湿気の多い柔軟な土質に生じます。
霜柱ができるにはさらに条件があり、地面近くの気温が0℃、下の地中の温度が0℃以上、土壌の含水率が30%以上ある場合に発生しやすいそうです。
そして、その成長点は柱の上部ではなく下部にあり、押し出されるように伸びていきます。
11月11日、今日は何の日
それでは続きをどうぞ!