鳥の子色(とりのこいろ)
紅藤色(べにふじいろ)
おはようモーニング!
今日の日本の伝統色は紅藤色です。
紅藤(べにふじ)とは、紅がかった藤色のことで、赤みの淡い紫色です。
藤色の派生色。
染色法は、藍を薄く下染めし紅花で上掛けしたことから『紅掛藤(べにかけふじ)』とも呼ばれました。
江戸時代後期に特に人気が高く、和装の色としては『藤色』が熟年向きであるのに対し、紅藤色は若い女性のための色とされ、藤色に紅花で上掛けしたことから「紅掛藤」とも呼ばれます。
また、慣例的に赤みの藤色に『紅藤色』、青みの藤色に『青藤色(あおふじいろ)』が用いられています。
10月23日〜27日頃を七十二候では、霜始降(しもはじめてふる)と言います。
七十二候が霜降の初候に変わり、北国からだんだんと初霜が降り始める頃となりました。
晩秋のこの頃、朝晩の冷え込みがぐっと増し、早朝には草木や地面にうっすらと氷の結晶が付いていることに気付きます。
霜が降りるようになると、地面近くは氷点下まで下がっています。
しんと冷えた朝、あたりが霜で真っ白になっているのを見た昔の人は、霜は雨や雪のように空から降ってくるものだと思ったそうです。
そのため "降る" と表現しますが、霜は、夜から朝にかけて急激に気温が下がるとき、空気中の水蒸気が冷えて氷の結晶になったもの。
実際は空から降りてくるわけではありません。
今日は何の日?
それでは続きをどうぞ!