瑠璃色(るりいろ)
おはようモーニング!
今日の日本の伝統色は、葡萄染色です。
葡萄染(えびぞめ)とは、赤みがかった少し薄い紫色のことです。
葡萄葛(えびかずら)の熟した実のような色で、紫草の根を用いて染められました。
平安時代に宮廷の女官に好まれたらしく、『枕草子』に「女の表着は薄色、葡萄染、萌黄、桜、紅梅、すべて薄色の類(たぐい)」という表記がみられます。
『衣服令』によると服色条九番目の色です。
襲の色目としては、「表・蘇芳、裏・縹(はなだ)」を配した四季に通用する色目です。
ちなみに「葡萄」の文字は江戸中期頃から「ぶどう」とよばれるようになりました。
今日から10月、少しづつ気温が下がり、山の木々も色づき始める季節となります。
10月は神無月とも言います。
島根県・出雲地方では古くから神無月を神在月(かみありづき)と呼んでいます。
それでは続きをどうぞ!