煤竹色(すすたけいろ)
おはようモーニング!
今日の日本の伝統色は、偽紫色(にせむらさきいろ)です。
似紫色とは、くすんだ青みのある赤紫のことです。
紫根染による紫は高価であったため、紫根の代わりに藍で下染して、茜や蘇芳を重ねたり、蘇芳を鉄で発色させて紫色に染めることが行われていました。
これらは紫根で染めた「本紫」に対して、紫に似せた色ということで「似紫」と呼ばれました。江戸初期は本紫が禁制であったため、偽色が盛んに染められうようになりましたが、あえて「似せ」を冠したあたりに江戸庶民の知恵を感じます。
春夏秋冬、季節の移ろいを人々は何で感じているでしょうか。
五感を使って、空気のひんやり感、木々の黄葉(紅葉)など様々でしょう。
毎日見ていると気が付かないことも多いのですが、温州ミカンが黄色く色づいてきました。
田畑には、ヒマワリやアサガオが芽を出しています。
ヒマワリはまるで時期かのような勢いで成長しています。
日中の気温が高い影響でしょうか。
暑さ寒さも彼岸まで
春分と秋分は、いずれも二十四節気のひとつで、暦の上では春と秋の折り目となります。
春分と秋分は、昼と夜の長さがほぼ同じになりますが、 春分以降は昼が長くなるため寒さが和らぎ、秋分以降は秋の夜長に向かうため涼しくなっていきます。
こうして彼岸を迎えれば厳しい残暑や寒さに目処がつくため、「暑さ寒さも彼岸まで」というようになりました。
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