深縹色(こきはなだいろ)
8月27日の「365日にっぽんのいろ図鑑」は藍鉄色です。
藍鉄色とは、濃い青の藍色と鉄の焼肌の色のような青みが暗くにぶい青緑の鉄色(くろがねいろ)
を合わせた、緑みを含んだ濃い青色です。
藍色は「江戸前」の色として愛好されていましてそんな藍色をさらに濃く渋めにした「藍鉄色」も江戸時代の人気色で、江戸を代表する色の一つと言えます。
「藍色」といっても濃淡で呼び名が変わります。
少し緑がかり濃くしていくと、「藍鉄」と呼ばれる色になり、かなり濃い色です。
イメージで言うと、どっしりとして落ち着いた男性的なイメージですね。
フォーマルな色です!
「藍鉄色」の魚といえば、秋鯖ですね(^ ^)
秋(おおよそ10〜11月)に水揚げされるサバの総称です。
たっぷりと脂の乗ったこの時期の鯖は、その美味しさは「秋鯖は嫁に食わすな」の言葉からも想像できます。