枇杷茶色(びわちゃいろ)
8月19日の「365日にっぽんのいろ図鑑」は乳白色です。
わずかに黄色みのある乳のような白のことで、milky whiteと言われます。
和色の中には『純白』『胡粉』『乳白色』『銀白色』『卯の花色』など白を表す様々な色名があります。
『純白』とは、混じりっけのない純粋な完全白のことです。純白とは、もともと色名ではなく「汚けがれがなく清らかな心。そのさまのことであり、その言葉の出典は古代中国の『荘子そうし』まで遡ります。
『胡粉』とは、ごくわずかに黄みがかった白色のことです。胡粉はイタボガキなどの貝殻を焼いて粉末状にしたもので、下塗りとして発色を良くしたり、他の絵具と混ぜあわせて色調を出すのにも用いられました。
『銀白色』とは、美しい金属光沢を帯びた白色で、シルバーホワイトとも言われます。
銀は古来から愛されてきた金についで貴重な金属であり、それぞれ太陽と月に例えられ、古来より並び称されてきました。
『卯の花色』とは、卯の花色(うのはないろ)とは、卯の花のようなわずかに黄みがかった白色のことです。平安時代からの伝統色名で、代表的な『白色』のひとつです。
『白色』のお話でした!