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コラム
鉄扉ドアの再塗装
2017年9月26日
宮崎市内に建つアパートの木枠、建具等の内部塗装を行っています。
施工していると、玄関ドアの内側が「ベタベタ」しているのに気づきました。
原因は、ドアが塩ビ被覆鋼板で作られているのに直接水性塗料が塗られている為、塩ビ被覆の可塑剤が塗膜表面に移行し「ベタベタ」が発生しています。
さらに、塩ビ被覆に直接水性塗料が塗られている為に、密着状態が悪く所々でハガレが発生しています。
解決方法は、前回塗られた塗料を全部剥がして再度塗装するしかありません。
旧塗膜を剥がしています。
旧塗膜の剥ぎ取りが完了しました。
可塑剤移行防止剤の塗布が終了しました。
当たり前ですが、この状態で「ベタベタ」は解消されています。
上塗り乾燥後に取り外した部品を取り付けています。
上塗り乾燥後に取り外した部品を取り付けています。
ドアの干渉防止のゴムが無くなっていたので透明なウレタンゴムを貼り付けておきました。
完成しました。
使用する塗料を誤ると、今回のような不具合が発生します。
下地の素材を見極めて、適切な塗料、工法を選択して塗装することが重要です。
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