クロス塗装
磁器タイル調のボードは、磁器タイルが張ってるような外観で高級感があります。
しかし塗替することによって、タイル色・目地色と分けることが困難な為(出来ないことも無いが、目地色を刷毛で1本、1本塗ることになり相当な手間がかかり、金額もそれなりに高額となる)、1色のベターットした塗装となり高級感が著しく損なわれる結果となります。
着工前景です。
目地色塗装後に、タイル色の1回目を塗装しています。
塗装終了です。
そこで私たちは、数年前から通常の塗替単価ぐらいで、この磁器タイル調ボードの復元が出来ないものかと考えておりました。この写真の頃は様々な種類のローラーを試した結果、タイル色が目地の中に流れ込まない短毛のローラーを主に使用していました。
しかし、塗り膜厚が薄く2回塗りでも標準塗布量を塗布することが出来ない為、更にもう1~2回上塗りを施工、もしくはクリヤー塗料を上から塗布する等、けっこう手間がかかっていました。(標準塗布量を満たしていないと、塗膜の劣化が早く不具合が起きやすい)
最近は、ローラーの毛の質・塗料の希釈具合などを調整することで、施工単価・仕上り感共に目標に近づくことが出来たと思います。
塗料メーカーには、磁器タイル調ボード塗替え専用の塗装仕様・材料があるようですが、塗料メーカーによる責任施工になっており、単価的にはかなり高めの設定です。