法人・個人事業主の生命保険について
保険(保障)期間と保険料の払い込み期間をチェックしましょう!
「保険の見直し」が必要か迷ったら(3)
保険(保障)期間をチェックする理由は二つです。一つ目は、終身(一生涯)タイプならば、保険料が上昇することはありませんが、定期(有期)タイプの場合、満期時は保障は消滅し、以後は再加入か「更新」する必要があります。更新時はその時点での年齢で保険料を計算するため、保険料が上昇します。20代や30代前半での更新時の保険料上昇はさほど負担感を感じませんが、中高齢になってからのそれは重いことがほとんどです。
(更新タイプか否かは保険証券等で「保険期間」とか「保障期間」のところをご覧下さい。この期間が○○年とか○○歳までとなっていたら、言い換えれば「終身」となっていなければ、満期があるタイプ、つまり更新か新規加入が必要となります。)
保険料が上昇する時期がどんな時期かを想像してみて下さい。マイホームを購入して住宅ローンを返済している時期かも知れません。子どもが大学に進学し今よりも高い学費を支払っている時期かも知れません。もし、そうならば早めに手を打っておいた方がよいかもしれません。
次に保険料の払込期間についてです。終身タイプの医療保険で、保険料の払込が終身払いとなっている証券をときたま見ることがあります。これ自体が問題なのではないのですが、次のようなケースをどう考えらますか?
○ 現在は安定した所得がある40代後半から50代の方で、毎月の保険料が○○○○円とします。引退後は貯蓄 と年金から支払うことになりますが、その額は負担になりませんか?
○ 20代の方なら終身払いの場合、保険料がかなり安いのですが、終身払いにしたのは何故ですが、負担を考えて のことですか。それとも単に勧められたからですか。年金や貯蓄から支払わずに、仕事を引退するまでに保険料の 払込を終了させることは考えられないでしょうか。
終身払いを否定する意図は全くありません。保険商品自体が良いか悪いかではありません。要は、服と同じです。商品や契約内容があなたに合っているか否かなのですから。