「お客さまの楽しい毎日」をサポートするための存在に！（1/3）

大手保険会社とベンチャーで学んだノウハウを地元へ

　大手保険会社とベンチャー企業で着実にキャリアを積んでいた新名良盛さんが、宮崎に帰ってきたのは2013年の秋のことでした。「父が一般的な定年の年齢である65歳になるまでに、家業を継ぐ。それを視野に入れて仕事を選んできました」と迷いなく語ります。家業とはご両親が経営する宮崎日日新聞月見ヶ丘販売センターのことです。超一流保険会社で活躍し、世界が注目するベンチャー企業2位にも選ばれたという会社でキャリアを積んでいたのも、すべては家業のため。“新聞”という業界をどうよくしていくか、それと同時に会社内で立ち上げたご自身主導の保険事業部の拡大、これが新名さんのお仕事です。

　野球を小学校から始め、全国大会優勝を経験した大学時代、そして今は地域の仲間とーー。人生をずっとともにしている野球で鍛えられたガッツと集中力を、仕事面でも存分に生かしている新名さん。2014年に立ち上げた保険事業部では、保険代理店業とファイナンシャルプランナー(以後、FP)として活動しています。そのために取得した保険とFPに関わる資格の数はなんと15弱！　一流の会社という後ろ盾がなくなった今、お客様から少しでも信頼していただけるように取った資格だそうです。

　こう書くと、バリバリのビジネスマンを想像されるかもしれません。ところが実際の新名さんは笑顔が似合う気さくなスポーツマン。「人生はたった一度だけですから、楽しんだもん勝ちです！」と大きな笑顔で話し、それを実行している方です。さて、新名さんが事業を立ち上げるときにこだわったことがあるそうです。それは「複数社の保険商品を取り扱う」ということ。「これまで1社専属だったからわかるんです、お客様に最適な保険提案を目指すためには、ご提案など分野別に複数の保険会社の商品を取り扱った方がいいのではないのかと思っていましたね」

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【次ページ】「心ある保険業」はこうして培われた――

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