住宅ローンを組む前に知っておきたい3つのポイント
(住宅を購入したいけど不安がある…) という場合には漠然としたままではなく、不安の元を探って、解決策を考えてみると、意外に簡単に解決するかもしれません。
●住宅取得に踏み切れない理由 (ランキング)
3位 自己資金・頭金が不十分だから
2位 条件に合う物件がないから
1位 将来の収入や生活に不安があるから
●不安の原因を考えてみる
住宅購入の不安の一つが(借金を抱える)ことだと思います。
車の購入などでローンを利用したことがある方は多いでしょう。 しかし、何千万円となるとその金額の大きさに不安になるのだと思います。 ただし住宅ローンが他のローンと大きく違う点は、住宅ローンの支払いがなくとも、賃料(家賃)の支払いが必要になるという点です。車のローンは、車を利用しなければ抱えなくて良いものです。
一方で住宅ローンは賃料の支払いの代わるものと位置づけられます。
賃料の支払いなら不安を感じないけれども、住宅ローンとなると不安と言う方は、少し視点を変えてみましょう。
では、主な不安要素を少しでも軽くするために出来ることを考えてみます。
※ランキング1位の(将来の収入や生活に不安がある)の不安要素を解決してみましょう。
(このくらいの収入なら稼げる)というラインを考えたことはありますか?
最低ラインで試算した場合に、どのくらいの借り入れが可能か実際に試算してみましょう。
既婚の方で、共働きでないのであれば、パートをした場合の合算収入見込みでの試算も考えてみましょう。
将来の支出(教育費など)に対しての不安がある場合には、キャッシュフロー表を作ってみるなど、具体的にいつどのくらいの出費になるのかを把握することで問題点が見えてきます。
家計の波がわかれば、当初は少な目の返済額にしておき、後半で挽回すればよいなどの見通しをつけることもできます。
家計の波に合わせた返済計画を立てることで安心感も生まれるでしょう。
※ランキング3位の(自己資金・頭金が不十分だから)の不安要素を解決してみましょう。
諸費用分程度の貯蓄はあったほうが良いですが、物件価格の2割、3割まで自己資金を準備するのは、賃料(家賃)を支払いながらではなかなか大変です。数年で貯まる見通しがあるのであれば、待つのも一つの手ですが、見通しがないままズルズルと購入時期を延ばすよりは、無理のない借入金の範囲内で購入することも検討しましょう。
但し、住宅購入以外にも、老後の資金準備など貯蓄が必要なものがあります。
●不安を数値化して問題点に変えることで大きく前進する
いつかは(住宅購入したい)と決めていながらも、収入や支出のことで踏み切れないのであれば早めに検討を始めるようにしましょう。
漠然とした不安を見直してみると、借り入れできる限度額や購入可能な予算が出てきます。実際に数値を見ると、落ち込んでしまうこともありますが、いくら不足しているのか、それを補うためにはどうすれば良いのかなどの問題点にかわってきます。
問題点が具体的にわかれば、対策を講じることができ、結果的に前進していきます。外部要因としては買い時である時期が続いていますので、チャンスを逃さないよう、具体的なプランニングをしてみましょう。