仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、仙台シルバーセンターで開催されます「せんだい豊齢学園」に出席いたします。
午後は、相続申請と心の障がい者の就労支援それぞれのご相談をお受けいたします。
今日は白取春彦先生「ほっとする聖書」より聖書の一節をご紹介いたします。
<毒を活かす>
畑の麦の中に毒麦が混じっている。そこで使用人が、毒麦を抜いておきましょうかと主人に訊ねた。
すると主人は、「今は抜かなくてもいい。良い麦までもいっしょに抜いてしまうかもしれないから」と答えた。
この萬話にある毒麦は、悪と欠点の比喩だと考えることができる。社会にも悪があり、わたしたち個々人の中にもそれぞれさまざまな悪がある。
悪は善ではないけれど、その悪をきっかけにして、わたしたちがよくなっていく場合もある。また、悪の存在によって、何かを理解できたり、赦したり、耐えたり、あるいはまた自分をよく変えていけるようになる場合もある。あたかも、一滴の毒を薄めて薬に活用できるかのように。
わたしたち個々人が持っているそれぞれの欠点や弱点もそうだ。欠点や弱点があるために得意なものを獲得できたり、自分や人の欠点をきっかけとして愛を深くすることもできるのだ。
(マテオによる福音書 第13章-25)