仙台の行政書士より241123心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けして、夕方からシャロームの会スタッフ施設長会議に出席いたします。
今日は田中信生先生の言葉のご紹介です。
〈正解よりも大切なこと〉
学校のテストは答えが一つです。小さい頃からそういう訓練を受けているので、どんなものにでも正解があると考えてしまいます。そして正解以外の者は正しくない、不要なものだとみなしてしまいがちです。
「息子が引きこもっています。私の対応の仕方は正でしょうか?」とカウンセリングで尋ねられることがあります。これまで多くの人の心の課題やご家族の問題に関わらせていただいて参りましたので、クライエントに合わせたアドバイスをすることもあります。しかし、それが正常に正解というわけではないのです。
どんなに優れたカウンセラーであっても、現場にいるクライエント以上に現場のことは知り得ないのです。また、ある別の同じケースでもうまく行くとは限らないのです。
カウンセラーはたくさんの正解を集める、知識を蓄えることも大切ですが、正解よりも大切なことは「考えること」です。そうするとその問題について真剣に考えることによって答えは一つではないということがわかります。
例えばご家族の問題に対して「ああでもない、こうでもない」とあらゆる角度から考えること。この考えている時間がその家族を愛している時間になるのです。さらに考え抜いた受けで、人に相談すると、新たな知識を得ることができます。心の世界に必要なのは知識ではなく知恵です。その知恵をもたらすのはあなたの「考える姿勢」です。