仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、佐藤優著 人生の役に立つ聖書の名言(講談社)から一節を紹介いたします。
〈預言者を敬わない人〉
預言者は自分の郷里や自分の家以外では、どこでも敬われないことはない。
「マタイによる福音書」13章57節
イエスの家族は、イエスが言っていることを理解できなかった。それと同じように、イエスは、自分が育ったナザレ村の人々からも理解されなかった。なぜならかれは、イエスが大工の子であるという出自と、生い立ちについてよく知っているからだ。イエスについての古い知識が、現在のイエスが伝える神の言葉の理解をさまたげているのである。
先入観を持つ人は、物事の本質を理解し損ねることがある。これは私たちの周囲でも、日常的に起きていることだ。学生時代にたいしたことがなかった人が、社会人になってから十年も経つと大きな業績をあげることがある。あるいは、入学時の偏差値があまり高くない大学の出身者が、政治家として大きな権力を握ることもある。そういうときには、その人の過去を一度、括弧の中に入れる必要がある。そして、現時点でその人の業績や能力を客観的に評価することが重要なのである。