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菊地茂(きくちしげる) / 行政書士

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コラム

仙台の行政書士より181229心のメッセージ

2018年12月29日

コラムカテゴリ:法律関連

コラムキーワード: 行政書士 相談

 本日は、シャロームの会メンバー交流会に出席いたします。

 今日は、佐藤優著 人生の役に立つ聖書の名言(講談社)から一節を紹介いたします。

 〈命を得るために〉


 自分の命を救おうと思う者はそれを失い、わたしのために自分の命を失う者は、それを見出すであろう。たとい人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか。また、人はどんな代価を払って、その命を買いもどすことができようか。
 「マタイによる福音書」16章25-26節

 イエス・キリストは世の中の常識に反した発言をする。そして、行動も常識外れだ。人間は自分の命に固執するのが普通だが、この発言をする前にイエスは弟子たちに「自分は近く受難し死ぬ」ということを伝える。弟子たちは、神の子であり救世主であるイエスが受難するはずはないと当惑する。それに対してイエスは、自分に罪がないにもかかわらず、罪があるすべての人間を救うために死ぬのだという認識を示す。
 人間は、自己犠牲的な行動を取る人の感化を受けやすい。自分自身と同じように他者との関係で自己犠牲的な行動を取る人が、「永遠の命」を得るとイエスは考えていた。ただし、弟子たちはこの時点ではイエスの言説の意味を理解することができなかった。それだから、イエスが官警に拘束されたときに弟子たちは全員、逃げ出してしまったのである。しかし、死後に復活したイエスと再会した弟子たちは、殉教も恐れない強い人間になる。人間は言説によってではなく、体験によって感化されるのだ。

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