コラム
仙台の行政書士より180909心のメッセージ
2018年9月9日
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、佐藤優著 人生の役に立つ聖書の名言(講談社)から一節を紹介いたします。
〈立っていると思う者〉
立っていると思う者は、倒れないように気をつけるがよい。あなたがたの会った試練で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試練に会わせることはないばかりか、試練と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。
「コリント人への第一の手紙」10章12-13節
パウロがコリント(ギリシアの都市)のキリスト教徒に宛てた手紙からの抜粋だ。
パウロの思想の特徴は、心理は具体的であると考えていることだ。それだから、ここで語られていることも、コリントの教会が抱えている具体的な問題を解決するためのものだ。どうもこの教会には、自分が強い信仰を持っている、すなわち「立っていると思う者」が何人かいて、他の人々を軽蔑していたようだ。「倒れないように気をつけるがよい」というのは、こういう増長した信者に対するパウロの皮肉だ。
社会や役所や学校でも、自己愛が過剰で、「自分は能力がある」と増長している人は、ちょっとしたきっかけで躓いてしまう。厳しい状況の中でも、きちんと仕事や勉強をこなしていくことができる人は増長しない。自らが行うべき使命(それは、仕事で自己実現をするというようなことだけでなく、家族の生活を保障するという身近な課題でもいい)をしっかりと持っている人は、「倒れることがない」のである。
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