コラム
仙台の行政書士より180702心のメッセージ
2018年7月2日
本日は午前中、「田子西地区複合福祉施設」建設についての地元町内会との打ち合わせ会に出席いたします。また午後は、仙台弁護士会で開催されます「障がい者刑事弁護学習会」に出席いたします。
今日は、籠井淑江先生の言葉のご紹介です。
〈「障害」って何?〉
ある時、地下通路に子どもたちの絵が飾ってありました。花火や海水浴、夏の思い出を描いたそれらの絵からは、「楽しい!うれしい!」という気持ちが溢れてきました。一緒にわくわくしてきて、見終わったときには、「あー、楽しかった!」と大満足をしたのです。あるで、無限の世界を旅したような感じでした。ところが、それらの絵の最後に、次のような一文がありました。「これは、障害をもった子どもたちの作品です」。
「障害」って何?怒りがこみ上げてきました。子ども達はこんなに素直に自分の気持ちを表現できて、見る者に感動を伝える力がある。その作者に対して、もう少し違う一文があるのでは。「障害をもっているのは、自分の気持ちを素直に表現することを忘れてしまった私たちだよ!」「自分は、障害がないと思い込んでいるその態度だよ!」
怒りとともに、「私」は気持ちや考えを素直に表現しているだろうかと自分自身に問いかけてもいました。
見つけたのは、周りの目を気にしながら、自分の位置を確かめながら、自分を押し殺し、不自由に生きている「私」でした。これでも生きていると言えるのか。このままでいいのか?
いまでもこの問いは、折にふれ、わき起こります。その度に「これが私」と認めつつ過ごしている発展途上の私です。
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