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仙台の行政書士より160930心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請とNPO法人設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバー全体会と相談会に出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 〈未来に焦点を当てる〉

 難病のお子さんを抱えるお母さんのカウンセリングが続いています。お医者さんたちもどうしていいか分からない状態です。あるときこのお母さんの頭にふとよぎったのは、大好きなジェラート屋さんでこのお子さんと一緒にジェラートを食べている光景だったそうです。「どんなに現実が厳しくても、その映像を希望にして、また耐えたいと思います。でも、またいっぱいいっぱいになったら話を聞いてください」と言って電話を切られました。
 「希望の先取り」はこういう状況でもできるのだと私も教えられました。時には問題の原因に焦点を当てるのではなく、問題が解決した後の未来に焦点を当てることが、クライエントの方の心を励ますことがあります。もちろん現実逃避するために大きな夢を描くことは素晴らしいことです。その夢は、このお母さんしか描けないことです。
 「我慢と忍耐の違いは何か?」との問いに、ある方が「希望無しで耐えるのはがまん。希望があって耐えるのが忍耐」と言っていましたが、まさにこのお母さんは、希望をもって忍耐しておられる事に心打たれました。
 最近ブームのアドラーも言っています。「悩んでいる人にその原因を尋ねてはいけない。悩みが解決したら、今とどんな風に行動が変わるかそれを尋ねるだけでいい」。希望は決して失望に終わることはありません。

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